「二十四節気」は太陽の運行をもとに一年を24等分したもので、それぞれの長さは約15日間です。意識することで、移りゆく季節をより感じられるようになります。今回は「大寒」のご紹介です。
(『天然生活手帖2024』より)
(『天然生活手帖2024』より)
大寒(だいかん) 1月20日〜2月3日
※日付は2024年のもので、その年によって多少前後する場合があります。
二十四節気の最後にあたる大寒。
寒さも極まって、外では厚い氷が張っています。
寒気を切り裂くように空高く飛ぶのは猛禽類。
冬空に勇敢な姿を見て、こちらも勇気がわいてきます。
霜柱を踏みしめて、春よこいと歌ってみましょうか。
節分には盛大に豆まきをして、すっきりと立春を迎えることにします。
季節の花 臘梅(ろうばい)
「臘月」(ろうげつ)は陰暦十二月の異称で、そのころに花を咲かせるのでついた名という説と、 黄色くて透明感のある花が臘のようだという説があります。
季節の星 オリオン座
東南の夜空に輝くオリオン座。
ほかにも冬北斗、寒昴(かんすばる)、冬の大三角形と冬空は大スターのそろい踏みです。
防寒対策をして、星を見ます。
文・絵/平野恵理子
本記事は『天然生活手帖2023』(扶桑社)からの抜粋です
平野恵理子(ひらの・えりこ)
イラストレーター、エッセイスト。1961年、静岡県生まれ、神奈川・横浜育ち。山歩きや旅、暮らしについてのイラストとエッセイの作品、また暦に関する著作も多い。著書に『六十一歳、免許をとって山暮らし』『五十八歳、山の家で猫と暮らす』(ともに亜紀書房)、『草木愛しや 花の折々』(三月書房)、『にっぽんの歳時記ずかん』(幻冬舎)など。山梨・八ヶ岳南麓在住。
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