豚バラとゆで卵の台湾風煮込み

食材ふたつだけの煮込み料理で、具材は肉と野菜各1種類のみ。やわらかくなるまでじっくり煮込み、調味もごくシンプルに、素材の味をいただきます。土鍋でことこと煮る時間が部屋も心も温かくしてくれます。

八角を加えるだけで手軽に台湾風になりますが、入れすぎには注意。豚肉の脂でコクアップ。卵に甘辛いスープをからませて召し上がれ。

材料（2人分・直径約20cmの土鍋）

つくり方

１　豚肉は2cmの厚さに切る。土鍋に豚肉、にんにく、しょうが、ねぎの青い部分、水500mL（分量外・豚肉がかぶるくらいが目安）を入れて中火にかける。沸いたらことこと煮立つくらいに火加減を弱め、ふたをずらして約45分煮る（途中、肉が煮汁にひたった状態になるように適宜、水を足す）。

２　卵は固ゆで卵にする。鍋に卵とかぶるくらいの水を入れて中火にかけ、煮立ったら弱火にして8分ゆでる。水にとって殻をむく。

３　１の肉に菜箸を刺してやわらかくなったら、２のゆで卵、Aを入れる。ふたをせずにことこと煮立つくらいの火加減で約15分煮る。好みで食べる直前に白髪ねぎ少々（分量外）をちらす。

＜料理／瀬尾幸子　撮影／林 紘輝　スタイリング／竹内万貴　構成・文／結城 歩＞

瀬尾幸子（せお・ゆきこ）
身近な食材と、ごく普通の調味料でつくる家庭料理を提案。食べ飽きず、何度でもつくりたくなる瀬尾さんならではのレシピにファンが多い。『みそ汁はおかずです』（学研プラス）など著書多数。

※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです