日々の暮らしになくてはならない冷蔵庫。毎日使うものだからこそ、使いやすく。整理収納アドバイザーの資格をもつ文筆家の青木美詠子さんが実践している活用法を教えてもらいました。今回は、小さな冷凍スペースのつくり方を伺います。
(『天然生活』2022年3月号)
(『天然生活』2022年3月号)
【冷凍室・小】 全開にならず、見えない奥をフォロー
小さな冷凍スペースには、パンや甘いもの、レモン汁のストックなどを収納。ここだけ唯一、引き出しが全開にならないので、それを解消するために半透明の容器を縦に配置しています。
中身はメインの冷凍室と同じく立てて入れるルール。にんにくやしょうがなど、下の冷凍室では埋没してしまいそうな細かいものもここへ入れています。
「冷凍だからといって入れっぱなしにせず、一般の引き出しと同じ要領で、中身をすべて出し、要・不要を分ける作業をときどき行うようにしています。“これは早めに使わなくちゃ”と頭も整理され、むだもなくなります」
L 容器を使い奥のものも取りやすく
全開にならないため、縦に入れた容器を出し入れすることで奥の死角も使えるように工夫。
手前のものをどけてから出すため使用頻度の低いものを収納。
M 食材に合わせたひと手間をプラス
鮮度保持と使いやすさを考え、パンは一枚ずつラップ、レモン汁は小分けに。
すりおろしたにんにく、しょうがは折って使うためシート状にしている。
<撮影/近藤沙菜 構成・文/結城 歩>
青木美詠子(あおき・みえこ)
文筆家。「冷えとり」に関する4冊の著作のほか、『あおきみさんち、家を買う。』(マイナビ出版)など著書多数。整理収納アドバイザー1級の資格ももち、暮らしまわりの工夫を発信している。https://www.aokimi.com/
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです