やさしい日差しと暖かな空気に包まれる季節がやってきました。寒い冬を乗り越えるために蓄えた脂肪は脱いで、活動的に過ごせる体になりたいもの。料理家の鈴木愛さんを訪ね、体のめぐりをよくして新陳代謝を上げる料理を教わりました。今回は、「切り干し大根のミネストローネ」のつくり方を。
（『天然生活』2021年5月号掲載）
スープ
「切り干し大根のミネストローネ」のつくり方
セロリやエリンギ、切り干し大根などのリズミカルな食感が楽しいスープ。
材料（4人分）
| ● 切り干し大根（乾燥） | 20g |
| ● 大豆（ゆでたもの） | 50g |
| ● 玉ねぎ | 1個 |
| ● セロリ | 1/2本 |
| ● にんじん | 100g |
| ● さつまいも | 60g |
| ● エリンギ | 大きめ1本 |
| ● トマト | 1個 |
| ● にんにく（みじん切り） | 1片分 |
| ● トマトジュース | 200mL |
| ● ローリエ | 1枚 |
| ● 塩 | 小さじ1＋適量 |
| ● 味噌 | 小さじ2 |
| ● オリーブオイル | 大さじ1 |
| ● 水 | 400mL |
つくり方
１ 切り干し大根はさっと洗って、100mL程度（分量外）の水でもどす。やわらかくもどったら、1cm長さに切る。もどし汁も残しておく。
２ 玉ねぎ、セロリ、にんじん、さつまいも、エリンギ、トマトはそれぞれ1cm角に切る。
３ 鍋にオリーブオイルとにんにくを入れて中火にかける。にんにくから香りが立ったら玉ねぎと塩ひとつまみを加え、炒める。
４ ３にセロリ、にんじん、さつまいも、エリンギを加えて炒め合わせる。１の切り干し大根をもどし汁ごと入れ、大豆、トマトジュース、トマト、ローリエ、塩ひとつまみを加え、ふたをして弱火で煮る。
５ 野菜が煮えたら、分量の水を加える。途中、水が足りないようなら、野菜がかぶるくらいまで水を加えて煮る。塩と味噌で調味する。
体すっきりポイント
味噌は腸内環境を整え、血液のめぐりをよくする食材。切り干し大根には消化をよくし、体を温め、水分を排出する働きも。
＜料理／鈴木 愛 撮影／山田耕司 スタイリング／曲田有子 取材・文／河合知子＞
鈴木 愛（すずき・あい）
「冬草」主宰。安曇野の穂高養生園で料理人を務めるかたわら、東京で「ととのえる食事会」を不定期開催。著書に『なんとなく不調をととのえるスープ』（世界文化社）。https://www.facebook.com/fuyukusa.gohanya/
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです
