一番人気の「フルーツサンド」
目黒に本店のある「果実園リーベル」。目黒の地に構えて73年。場所を変えながらも、地元の方に長年愛され続けています。
目玉はやっぱり、フルーツサンド。
いちご、キウイ、マンゴー、パインをカットして、ごろごろとたっぷり挟んだフルーツサンドは、断面が色とりどりで心が躍ります。口に入れると、熟したフルーツからはじゅっと果汁があふれます。口どけのよい生クリームは甘すぎず、フルーツを包み込み、フルーツ本来の甘さを最大限生かしています。薄くスライスしたパンはしっとりやわらかく、幸せな気持ちになります。
「フルーツはランダムに挟んでいるので、ひと口食べたとき、いろんな組み合わせになるのが楽しいと思います。もし、アレルギーなどで食べられないフルーツがあったら、ほかのものに交換できるので、スタッフにお問い合わせください」と、目黒店店長の城川さん。アレルギーに対応いただけるのはうれしいポイントです。
セット内容は、サンドイッチと、サラダと、フルーツ3種とドリンク。フルーツ3種は、季節によって変わります。これで1,100円と、お得感のある、モーニングです。
「リーベルは、大好きなお店です。モーニングのフルーツサンドはとてもお得だと思います。モーニングについているフルーツは、季節によって変わるので、毎回楽しみです。こちらにプラスして、ミニヨーグルト(350円)をつけることもありますが、そこにもふんだんに、フルーツが入っていて感動します。また、心のこもったスタッフの方々の対応も素晴らしいです。フルーツサンドは絶品なので、手土産にしても喜ばれます」(八幡眞梨子編集長)
お客さんの声から生まれた「ハーフ&ハーフ」
ふたりで来たお客さんが、「フルーツサンド」と「ミックスサンド」を注文してシェアしている光景をよく目撃していたという城川さん。どっちも食べたいという方のために考えた「ハーフ&ハーフ」は、目黒店の人気の限定メニュー。
ミックスサンドは、レタス、トマト、ソフトサラミと具材はシンプル。この、スタンダードな味が朝ごはんにはうれしいのです。
また、食べやすさもうれしいポイントです。フルーツは小さくカットしているのでこぼれにくく、サンドイッチのサイズも細長くカットしているので片手でも食べられます。
お店には新聞を常備。サンドイッチ片手に新聞をめくるお客さんもいるのだとか。
目黒店の平日限定メニュー「朝ドリア」
朝しっかり食べたい方によく選ばれる「朝ドリア」は、目黒店、平日限定の朝メニュー。
ターメリックが入ったバターライスに、いか、えび、あさりが入ったシーフードドリアは、やさしいホワイトソースのおかげか、思いのほかペロっといただけます。
朝昼兼用のブランチとしても人気です。
「お客さまの喜びが、わが喜び」
御年78歳になる、果実園リーベルの社長である長嶺 卓(ながみね たかし)さんは、いまもなお、毎朝7時前には市場に出かけ、買い付けをしているといいます。
もともとは市場で働いていたこともあり、顔なじみの方がたくさんいらっしゃるのですが、市場にはたくさんの業者が出入りされています。いつだれに会ってもいいように、失礼のないように、「果実園リーベルの顔」として、長嶺社長は毎朝きちんとスーツを着て市場へ出かけているのだそうです。
「ひとつでもフルーツをむだにしたくない、農家さんを応援したい、という思いから、皮に少し傷みがあっても社長は仕入れています。安く仕入れて、お客さまに還元する姿勢は、『お客さまの喜びは、わが喜び』という社長の強い信念から。それに、完熟の証でもあるので、むしろおいしいんです」(城川さん)
おいしいフルーツの裏側には、そんな思いが詰まっていました。
果実園リーベル目黒店は、創業から73年。ここ、目黒の地で昔と変わらず、朝のビタミンチャージのひとときを支えます。
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〈編集長撮影の一枚〉3種類の朝ごはんは、同行スタッフみんなでおいしくいただきました。
今回ご紹介した「モーニング」はこちら
フルーツサンド/1,100円(税込み)
〈サラダ、フルーツ3点、コーヒーor紅茶付き〉
目黒店限定
ハーフ&ハーフ(フルーツサンド&ミックスサンド)/1,250円(税込み)
〈サラダ、フルーツ3点、コーヒーor紅茶付き〉
目黒店平日限定
朝ドリア/1,430円(税込み)
〈サラダ、フルーツ3点、コーヒーor紅茶付き〉
〈撮影/星 亘〉
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果実園リーベル
東京都目黒区目黒1-3-16
プレジデント目黒ハイツ2階
☎03-6417-4740
年中無休
月~木・日・祝/7:30~20:00 (LO 19:00)
金・土/7:30~21:00 (LO 20:00)