• 暖かくなるとともに嫌な虫が気になる季節になってきました。ハーブや精油で気持ちがよくて安心な虫よけ対策を。家の中の場所によって寄ってくる虫が違います。リビング・玄関におすすめの防虫対策を紹介します。
    (『天然生活』2022年5月号掲載)

    リビング・玄関の防虫対策。インテリアにもなる虫よけを

    出入り口になる玄関は、蚊やクモなどの虫が入り込みやすいので、香りの力でしっかり虫をシャットアウト。

    リビングではソファやラグのダニ、本棚の本につく小さな虫(コナチャタテ、別名本しらみ)にも注意が必要です。好きな香りを選べば、虫よけと同時に玄関やリビングがさわやかで心地よい空間になります。

    リードディフューザーを玄関に

    画像: リードディフューザーを玄関に

    器に精油でつくった芳香液とリード(スティック)を入れ、香りを拡散させるリードディフューザー。

    市販品もあるが、使い切れない精油などで簡単に手づくりできる。

    材料(つくりやすい分量)

    ● 好みの精油50滴
    ● 無水エタノール20mL
    ● リード*または竹ひご3〜5本
    ● ガラス容器

    *リードは無印良品などにて購入可能

    おすすめの精油とブレンド例

    スイートオレンジ30滴、ゼラニウム20滴

    つくり方

     好みのガラス容器にエタノールと精油を入れる。

     市販のリードか竹ひごを差す。

    虫よけキャンドル

    画像: 虫よけキャンドル

    心地よい香りとほのかな明かりにいやされるアロマキャンドル。

    虫よけ効果が期待できる精油とみつろうで自分好みの香りを手づくりするのも楽しい。

    材料(つくりやすい分量)

    ● 好みの精油15〜20滴
    ● ろう(みつろうやソイワックスなど)30g
    ● ろうそくの芯(市販)適量
    ● 好みのびん(耐熱のもの)

    おすすめの精油とブレンド例

    シトロネラ4(6)滴、ゼラニウム7(8)滴、ヒノキ4(6)滴 ※( )内は20滴の場合

    つくり方

     ろうを耐熱の器に入れ、湯せんして溶かす。

     が少し冷めたら、精油を加えてよく混ぜる。

     びんの中央にろうそくの芯を立て、を流し入れ、固める。芯は割り箸などで固定する(イラスト参照)とつくりやすい。

    本棚にも虫よけを

    画像: 本棚にも虫よけを

    本棚に入れっぱなしの本に小さな虫がつくのを防ぐには、ラベンダーなどの精油を1滴染み込ませた紙を1枚、本棚に差しておくのがおすすめ。本がカビ臭くなるのも防いでくれる。

    おすすめの精油:

    ラベンダー系



    〈監修/岡本英子 取材・文/工藤千秋 イラスト/はまだなぎさ〉

    岡本英子(おかもと・えいこ)
    アロマテラピーインストラクター・シニアハーバルセラピスト。オーストラリアの香りブランドで「空間×香のデザイン」の演出、PR、アロマ講座講師などを担当後、独立。香司・水引アーティストとして「香紡縁 kou-bou-en」を主宰。お香づくりの講座、水引アクセサリー制作などを行う。
    インスタグラム:@eico410_koubouen

    ※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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