(別冊天然生活『エコでやさしい暮らし 2』より)
洗面所、風呂の掃除
洗面台掃除は洗剤を使わずアミタワシで
(シンプルライフ研究家・マキさん)
見た目にはきれいに見える洗面ボウルですが、指でなでるとザラザラとして意外と汚れていることが多い気がします。そんなときに使っているのが、アミタワシ。
細かいブラシ付きのもので軽くこすると汚れがすっきり落ちます。
指を入れるだけの構造が使いやすく、引っかけられるループ付きなのも優秀。洗面台と台所のそれぞれに置いて使っています。
マキ(まき)
YouTubeチャンネル「エコナセイカツ」やオンラインサロン「シンプルライフ研究会」を主宰。著書は『これからの人生を豊かにする時産』(文藝春秋)ほか、多数。https://www.econaseikatsu.com/
風呂上がりにスクイジーでふき取り
(アロマセラピスト・椙澤千咲さん)
数年前から湯船の周りや壁、床などの水けを風呂上がりにスクイジーでふき取っています。これだけでカビが生えづらく、強い洗剤を使った掃除が必要なくなりました。
わが家はお風呂に入る時間がバラバラなのですが、子どもも夫も習慣になっていて、やってくれます。
スクイジーはゴムの部分だけ取り替えられる「エトレ社」のものを使っています。
椙澤千咲(すぎさわ・ちさき)
東京都内でリラクゼーションサロンを営むほか、アロマのワークショップも行う。環境に負荷をかけない暮らしを目指している。https://www.michikake-aroma.com/
洗面台は手を洗った泡でついで掃除
(知的家事プロデューサー・本間朝子さん)
手を洗うときに残った泡で、洗面ボウルをこすって洗うことが定着しました。
わざわざ洗剤を使ったり、スポンジでこすったりしなくても、これで十分きれいになりますし、節水にもつながります。
「汚れたら掃除する」のではなく、「汚れをためない」「汚れを予防する」を意識すると、専用の強い洗剤を使わなくても清潔さを保てます。
湯船にひとつかみの重曹を入れて入浴
重曹はお湯をやわらかくして皮脂や汚れをゆるめる作用があるため、食用のものを入浴剤替わりに使っています。目安は大さじ3杯ほど。
お湯を抜くときに湯船をひとなでしながら流せば、きれいになります。
ただ、肌が乾燥しすぎることがあるので週に1~2回程度に。残り湯に風呂椅子や洗面器などをつけ置きするのもおすすめです。
本間朝子(ほんま・あさこ)
効率よく家事を行うメソッドに造詣が深く、セミナーのほか、雑誌やテレビなどでも活躍する。『60歳からの疲れない家事』(青春出版社)ほか著書多数。https://honma-asako.com/
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<イラスト/清沢佳世 取材・文/結城 歩>
※記事中の情報は、別冊天然生活『エコでやさしい暮らし 2』掲載時のものです