• 暮らしのプロが、日常で愛用する品々を、それぞれの詳しい分野を中心にご紹介。おすすめの理由と、もの選びの基準についても教えていただきました。今回は、愛用している気持ちを上げる道具を紹介します。
    (『天然生活』2022年8月号掲載)

    気持ちを上げる道具

    ちょっとしたお守り代わりになったり、それがあるだけで心が喜んだり……。それぞれの“とっておき”のものたち。

    スタイリスト・大谷優依さん推薦

    カヴェコ
    万年筆

    画像: クラシックスポーツ万年筆(M) ブラック、ホワイト、インクカートリッジ パールブラック、ロイヤルブルー、ミッドナイトブルー/プリコ

    クラシックスポーツ万年筆(M) ブラック、ホワイト、インクカートリッジ パールブラック、ロイヤルブルー、ミッドナイトブルー/プリコ

    6色のカラーバリエーションで、手に収まる小ぶりのデザイン。バッグの中でもじゃまにならないのもうれしい。

    画像: カヴェコ 万年筆

    「カジュアルに使える万年筆が欲しくて手に入れました。小さくてかわいいし、くるくる回して開けるのも好き。字がきれいに書けるような気がします」

    画像1: 【4】お守りがわりの“とっておき”のものたち。「気持ちを上げる道具」5選|暮らしのプロが推薦する基本の道具

    スタイリスト・大谷優依さん

    基本の道具選び、私の基準

    ふだんから見た目がシンプルで質のよいものにこだわっていて、子どもを産んでからは安心・安全も重視しています。「使い勝手がいい」「使っていて気持ちがいい」というような、日常に小さな幸せを感じさせてくれるものを選びたいですね。

    おおたに・ゆい 女性誌を中心に、雑貨、インテリアの紹介、空間イメージのスタイリングを担当。シンプルでセンスあふれるスタイリングに定評がある。

    「ギャラリーfève」オーナー・引田かおりさん推薦

    yasuhide ono
    天然石のアクセサリー

    画像: 右から時計回りに)18Kレインボームーンストーンネックレス、マクラメハーキマークォーツ アンティークビーズブレスレット、18K一連ハーマキークォーツ3粒ブレスレット/うつしき

    右から時計回りに)18Kレインボームーンストーンネックレス、マクラメハーキマークォーツ アンティークビーズブレスレット、18K一連ハーマキークォーツ3粒ブレスレット/うつしき

    自身で直接、インドに出かけて天然石を買いつけし、その石の魅力を引き出したアクセサリーにする作家yasuhide onoさん。

    画像: yasuhide ono 天然石のアクセサリー

    「きらびやかさより、いまの自分に寄り添うアクセサリーというコンセプトが素敵。手づくりの留め金など手間を惜しんでいないのに、手頃な価格がうれしいですね」

    画像1: 暮らし道具のプロ3人の「気持ちを上げる道具」選び。とっておきの愛用品、5品

    「ギャラリーfève」オーナー・引田かおりさん

    基本の道具選び、私の基準

    道具選びでは「わー、ステキ! 」とか「これ、欲しい! 」という直感を大切にします。そうするとたいてい、つくり手の背景に素敵なストーリーがあったりするもの。つくり手に共感できるものとの出合いこそが、幸せな時間だと感じています。

    ひきた・かおり 夫とともに2003年より東京・吉祥寺で「ギャラリー フェブ」とパン屋「ダンディゾン」を営む。著書に『青空 そよかぜ 深呼吸』(大和書房)など。

    「hal」店主・後藤由紀子さん推薦

    シュオ
    ピアス

    画像: 上)ドロップパールピアス、下)レッドコーラルピアス/シュオ

    上)ドロップパールピアス、下)レッドコーラルピアス/シュオ

    後藤さんのおしゃれの定番にもなっているシュオのピアス。ひとつひとつ編み込んだ小さなパールやサンゴが、耳元で軽やかに揺れるデザイン。

    画像: シュオ ピアス

    「口紅の代わりに顔周りに色をプラスするだけで、パッと表情を明るく見せてくれます」

    松野屋
    春慶塗弁当箱

    画像: 右)春慶塗丸小判弁当箱、左)春慶塗長小判弁当箱/谷中 松野屋

    右)春慶塗丸小判弁当箱、左)春慶塗長小判弁当箱/谷中 松野屋

    伝統技法「春慶漆」という木目を生かした黄金色の漆塗りが美しいお弁当箱。軽くて丈夫、抗菌作用があるのもおすすめ。

    画像: 松野屋 春慶塗弁当箱

    「詰め方次第で量もたくさん入るし、ごはんが冷めてもおいしく食べられます。中が朱塗りなので、お弁当に赤い食材がないときもミニトマト効果を演出できます」

    ロー
    ヴィーガンフレグランスキャンドル

    画像: ベルガモット クラウズ/ロー

    ベルガモット クラウズ/ロー

    100%ナチュラル、遺伝子組み換えではないろうに濃度の高いエッセンシャルオイル、非蒸留のフレグランスオイルを混ぜ、香り高く仕上げたアロマキャンドル。

    画像: ロー ヴィーガンフレグランスキャンドル

    「うちにあるのはベルガモット クラウズという香り。ふた付きのアロマキャンドルは珍しくて、ほこりを気にせず使えます」

    画像2: 暮らし道具のプロ3人の「気持ちを上げる道具」選び。とっておきの愛用品、5品

    「hal」店主・後藤由紀子さん

    基本の道具選び、私の基準

    私の道具選びは、「使い勝手がいい」「適正価格」「経年変化を楽しめる」「使っていて気分がいい」「デザインされすぎていない」のがポイントです。とくに値段は、次に買って使いつづけるためにも、買いやすい価格であることが大切ですね。

    ごとう・ゆきこ 静岡・沼津で器と生活雑貨の店「hal(ハル)」を営む。YouTube『後藤由紀子と申します。』、voicy『ささやき女将のごきげんRadio』など多方面で活躍。



    <撮影/林 紘輝 取材・文/工藤千秋 スタイリング/大谷優依>

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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