(『天然生活』2022年8月号掲載)
体のお手入れの道具
いつもがんばっている自分だからこそ、ていねいに体のお手入れをするひと時を。自分メンテナンスを楽しくする道具たち。
「キッチンパラダイス」田中 文さん推薦
伊織
ワッフル フェイスタオル
四国旅行で手に入れた伊織のワッフルタオルが大のお気に入りという田中さん。
「ふんわりした手触りが最高で、吸水性にも優れています。色違いでキッチン、洗面、トイレ用と使い分けています」
最高級超長綿で仕上げた糸で、ふっくらしているのに毛羽落ちが少なく乾きもいい。
「キッチンパラダイス」 田中 文さん
基本の道具選び、私の基準
流行に左右されないものを選ぶことが、大事な基準のひとつ。そのうえで、同じようなものがふたつあったら、値段の高い方を選ぶようにしています。値段が高いものにはそれなりの理由があって、結局は使い勝手がよく長持ちするからです。
たなか・あや 福岡でキッチン道具専門店「キッチンパラダイス」を営むかたわら、キッチンツール研究家として活躍。インスタグラム@kitchenparadise.jp
「hal」店主・後藤由紀子さん推薦
アヴェダ
パドル ブラシ
アヴェダ の名品・パドル ブラシは、そのクッション性で頭皮を気持ちよくマッサージ。髪のくせ直しやブローにも使いやすい。
「入浴前にこのブラシでていねいに頭皮マッサージ。ヘアメイクさんに“頭皮がやわらかい”とほめられたのは、このブラシのおかげかも」
「hal」店主・後藤由紀子さん
基本の道具選び、私の基準
私の道具選びは、「使い勝手がいい」「適正価格」「経年変化を楽しめる」「使っていて気分がいい」「デザインされすぎていない」のがポイントです。とくに値段は、次に買って使いつづけるためにも、買いやすい価格であることが大切ですね。
ごとう・ゆきこ 静岡・沼津で器と生活雑貨の店「hal(ハル)」を営む。YouTube『後藤由紀子と申します。』、voicy『ささやき女将のごきげんRadio』など多方面で活躍。
美容家・吉川千明さん推薦
コバコ
ネイルケア
手のひらに収まるネイルファイルは粗目と細目の2面に。ピンセット型のニッパーは、挟んで圧をかけるだけでささくれや甘皮が取り除ける。
「ネイルアーティストの渡邉季穂さんがだれでも使えるように考案。ネイルファイルはそのまま爪先をあてるだけで、ベストな角度で削れます」
ユキ タケシマ
アイブロウブラシ
細かい毛先を動かすことで細いラインを描いたり、ブラシで濃淡をつけたり、どちらにも使える。いま、流行している太めの眉もきれいな仕上がりに。
「眉ブラシはいろいろ使ってきましだが、一番しっくりきている1本。腰のある面とふわっとした面で、どんな眉もおしゃれに決まります」
ニールズヤード レメディーズ
カッサ
フェイスラインや首筋、デコルテにピッタリフィットし、「ほぐす」「流す」ができる。
「陶器のなめらかな肌触りは肌を傷つけず、角度もちょうどいい感じ。顔がむくんだときや、寝る前に顔から頭皮までを軽くマッサージすることで、すっきりしたフェイスラインに」
美容家・吉川千明さん
基本の道具選び、私の基準
道具をあれこれそろえるよりも、いまはできるだけものを減らしたいので厳選するようになりました。美容関連はとくにそうなのですが、テクニックがないからこそ、だれでも使うことができて、質がよい優秀なものを選んで使いたいと思います。
よしかわ・ちあき 美容家・オーガニックスペシャリスト・認定メノポーズ(更年期)カウンセラー。共著に『「閉経」のホントがわかる本』(集英社)がある。
スタイリスト・大谷優依さん推薦
スワダ
つめ切り
大谷さんが、シンプルで機能性に優れたもの好きな義両親に勧められたという爪切りは、刃物本来の「切る」機能を追求した職人の手づくり。
切った断面のやすりがけが必要ないほどきれいに仕上がる。
「刃が爪の形に沿ってゆるやかにカーブしていて、その使い勝手のよさに感動」
ヒポポタマス
バスタオル
「以前は薄手のバスタオルを使っていましたが、厚手に替えてみようと購入。フワフワした肌触りが最高で、使うたびに幸せな気分に」
オーガニックコットンとバンブーレーヨン(再生竹繊維)が混じったバスタオルは毛足が長く、贅沢な使い心地で、カラーバリエーションも豊富。
メイソンピアソン
ヘアブラシ
世界中で長年の人気を誇るイギリス生まれのブラシ。キューティクルによくなじむ猪毛100%で、クッションパッドがほどよい刺激を与えて、地肌の血行を促進。
「ブラシに絡まった髪の毛が簡単に取れ、お手入れも簡単。朝、さっとブラッシングするだけで、ちょっとした寝癖も整います」
スタイリスト・大谷優依さん
基本の道具選び、私の基準
ふだんから見た目がシンプルで質のよいものにこだわっていて、子どもを産んでからは安心・安全も重視しています。「使い勝手がいい」「使っていて気持ちがいい」というような、日常に小さな幸せを感じさせてくれるものを選びたいですね。
おおたに・ゆい 女性誌を中心に、雑貨、インテリアの紹介、空間イメージのスタイリングを担当。シンプルでセンスあふれるスタイリングに定評がある。
<撮影/林 紘輝 取材・文/工藤千秋 スタイリング/大谷優依>
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです