(別冊天然生活『美濃羽まゆみさんの手づくりのある暮らし』より)
夏の装い
おしゃれ度がぐんと上がるセットアップも、「張り切って見えないように」とあえてカジュアルなストライプ柄を。
「軽い生地で涼しいので、暑い季節でも活動的に過ごせます」
「スゥル」の手編みのコットンブレスレットと「くらすこと」の麦わら帽を合わせて、日差しの中も元気よく。
初夏
ゆるっとしたサイズ感の綿麻チノクロスでつくったVネックサロペットは、2021年発売のソーイング本に掲載の作品。
「手づくりの白のブラウスに『レペット』の黒のひも靴を合わせたモノトーンのシンプルな装いだから、木の丸いブローチを加えるなど、足し引きで遊びます」
晩夏
囲み製図でつくるタイプのソーイングエッセイ本から、袖なしトップスとワイドキュロットを。
カゴアミドリのあけびのかごと、「ダックフィート」の歩きやすいサンダル、「シャー」の涼しげなハットで軽快に。
ワントーンの装いに、赤いビーズでつくったロングネックレスを。
夏のお気に入り
ペーパー素材で見た目も軽やか
バッグにしまえる「マチュアーハ」の帽子も長年愛用。短めのつばがお気に入り。
潔いデザインにひとめぼれ
腕を出す夏には、シンプルだけど存在感のあるバングルがポイントに。
春の装い
綿麻素材のコートにサルエルパンツを合わせた重ね着スタイル。
「肩の力を抜いた装いですが、白パンツを合わせることですっきり見えます」
「ダンスコ」の靴やあけびのかごバッグをプラスして、ほっこりやさしい印象に。手づくりしたラタン素材のピアスを合わせて。
仲春
コーデュロイのパンツは、NHKの雑誌に掲載されたバルーンパンツの型紙で。「エヴァムエヴァ」のコットンニット、シルバーネックレスを合わせて。
小物は、「ムーンスター ライフスタイル」×「エヴァムエヴァ」のコラボスニーカーと「マリメッコ」のミニバッグを。
晩春
ドロップポケットのワンピースは2冊目のソーイング本の表紙作品をラミーリネンで。
肌触りのいい「ファリエロ・サルティ」のストールで縦長ラインに。シックな装いにあけびのかごで抜け感を。
「マーガレット・ハウエル」のレギンスは、よれない一体成型で6年間愛用中。
春のお気に入り
顔まわりはやわらかなウール素材で
色柄も気に入っている「ミナ ペルホネン」のふろしきは、ストールとしても。
シンプルだけど履き心地抜群
白の「レペット」の「jazz」を差し色に。形が美しく履きやすいので長年愛用。
<撮影/辻本しんこ 取材・文/山形恭子、鈴木理恵>
本記事は別冊天然生活『美濃羽まゆみさんの手づくりのある暮らし』からの抜粋です
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美濃羽まゆみ(みのわまゆみ)
洋裁作家、手づくり暮らし研究家。1980年京都生まれの京都育ち。築約100年の京町家で夫、娘、息子、猫2匹と暮らす。20代後半、仕事の育休中に娘の服づくりを始め洋裁作家の道へ。2008年より洋服ブランド「FU-KO basics.」(フーコベーシック)を立ち上げ、シンプルで着心地のいい子ども服・大人服を制作、毎年個展や受注会を開催している。近年はブログやワークショップを通じて「手づくりのあるほんのりていねいな暮らし」を提案するほか、洋裁学校の講師や著書の執筆、京都円町の子どもの居場所「くらら庵」での活動、メディア出演など多方面で活躍。著書に『心に残る、子ども服』(日本ヴォーグ社)、『子どもの「好き」から始まる心地よい暮らし』(大和書房)など。2024年5月に『手ぬいでちくちく、暮らしの布小物』(家の光協会)が発売。