• お笑いコンビ、たんぽぽの白鳥久美子さんは、おばあちゃんっ子だったこともあり、「ばあちゃん仕事」に憧れ、愛してやみません。今日も、手を動かして、暮らしをつくる。白鳥さん流の「楽しい小さな暮らし」をご紹介します。梅雨バテ気味の白鳥さんを助けるものは?

    たとえ何者にもなれなくても

    なんだかメンタルが芳しくないなぁ。とにかく暑いし、気持ちはモヤモヤするし、もしや更年期障害かもしれない。と悩み、友人に相談したら、「それは違う。まだ大丈夫。おそらく梅雨のせいと疲れのせいだよ。」と言われて、ただその言葉だけで、パッと1つ元気になりました

    画像1: たとえ何者にもなれなくても

    そうか。梅雨のせいか。この気圧やら、じめっとした感じとか、身体をじんわり痛めつけていたんですね。友人に言われるまで気づきませんでした。

    言葉1つで元気になる私も単純ですが、親しい人に話しを聞いてもらったり、また相手の話しを聞いたりするのって、1番の気晴らしになりますよね。

    画像2: たとえ何者にもなれなくても

    こんなことで気持ちがよくなるんだと思ったのは他にもありまして、先日、地下鉄を降りて登りのエスカレーターに乗った時のこと。

    その横の階段をすごい速さで駆け抜けていく高校生の男の子がいました。

    「若いってすごい。階段をあんな速さで駆けていって、脚力どうなってるの?」なんてことをぼんやり思っていたら、今度はその子がニコニコしながら、またすごい速さで階段を降りてきたんです。

    「さては、TikTokでも撮ってるのかな?」なんて思って振り返ると、その子が「よかった! 間に合ったよー!」と親御さんと思われる方に話しかけていました。

    気になって聞き耳を立てていたら、どうやら電車の中に財布を落としたまま気づかない人がいて、その人を追いかけて降りる予定のない駅で降りて階段でダッシュ。そして無事財布を渡せた。ということらしいのです。

    私はこの男の子が満面の笑みだったことに胸を打たれました。仕方なしにやったのではなく、本心から「よかった! 間に合って!」と思っていることが、全身から滲み出ている。

    私は、今日こんな人を目撃できてなんてツイてるんだろう。こんなにハッピーな気持ちにさせてもらってありがたい。そんな風に思ったのです。

    私も彼のようになりたいなぁ。何者になれなくても、彼のような、そんな人間になりたいなぁ。

    画像3: たとえ何者にもなれなくても

    梅雨バテしている私は、酸っぱい梅干しのおにぎりが1番美味しく感じます。刻んだ梅干しが売っていたのでそれを混ぜご飯にしたおにぎりと、しその塩漬けを梅のおにぎりに海苔の代わりに巻いて食べます。

    このしその塩漬けは、私の会津に住む叔母さんお手製で、とっても美味しいんです。去年漬けたものなのに色も黒ずんでいなくてキレイで上手ですよね。

    以前、つくり方を教えてもらおうと思ったんですが、しその色をそのまま残すのが実は難しいらしく、熟練の技がいるんだそう。

    「いつでもあげるからつくらなくて大丈夫よ!」と言われて、甘えている次第です。

    ジメジメとした気分になっていたここ最近、キラッとしたものに目をやろうと姿勢を変えます。

    卑屈になってたら、どんどん力が落ちていくわよ。おにぎり食べて元気出そう。



    画像4: たとえ何者にもなれなくても

    白鳥久美子(しらとり・くみこ)
    1981年生まれ。福島県出身。日本大学芸術学部卒。2008年に川村エミコとたんぽぽ結成。10年、フジテレビ系『めちゃ2イケてるッ!』の公開オーディションで新レギュラーの座をつかみ一躍人気者に。コンビとしての活動に加え、テレビ、ラジオ、ドラマ、舞台など多方面で活躍中。趣味は、散歩、高圧電線観察、シルバニアファミリー。特技は、詩を書くこと。唎酒師(日本酒のソムリエ)の資格ももつ。



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