ベーシックな器が好き
いい器には、どんな料理を盛りつけても、受け止めてくれるおおらかさがあります。
決して華美ではなくベーシックだけれど、さりげないこだわりがあって、単体で見たときにもちゃんと心がときめくものが好きです。
思えばそれは、私自身の仕事に対する姿勢も同じ。あくまでも日常の料理にひとさじのこだわりをのせ、料理の楽しさを思い出させてくれるごはんを届けたい。「料理する時間がない」、「材料が揃えられない」などの悩みを打ち明けてもらうと、俄然やる気が湧きます。
器も服も、そして私自身も。いつでもフレキシブルにおおらかに、いろいろなことをぐっと受け止める大きさを持てたら、素敵です。
毎日使う、お気に入り
お気に入りのブランド「CANASA」は、今一番、使っている器。
ちょっと大きめのマグカップは、コーヒーはたっぷり飲みたい派の私にぴったり。
厚み、持ちやすさ、色合い、そのすべてが理想的! 電子レンジ、食洗機OKなのも嬉しいのです
ちょっと優雅にアンティーク
ヨーロッパの古い器も好き。料理を盛るのが難しそうと思われがちだけれど、洋食はもちろん、意外とエスニックや中華料理と相性も◎。
長い年月をかけて自分のもとにやってきてくれた器なので、使うときは自然と背筋がスッと伸び、所作もちょっぴり優雅に(笑)
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料理家・管理栄養士の長谷川あかりさんによる、初めてのパーソナルムックです。
SNSに投稿したレシピが「簡単なのに手の込んだ味」「思わずつくりたくなる、あたらしい家庭料理」と話題を呼び、2022年にレシピ本デビュー。以来、書籍やWEB、テレビで大活躍しています。さらに、センスのいい器使いや私服、インテリアなどのライフスタイルにも注目が集まっています。初となるパーソナルムックは、長谷川さんの「簡単でシンプルなのに、しみじみおいしい。いつもの日々をより豊かにする楽しい料理を届けたい」という思いを込め、『DAILY RECIPE』と名付けたそう。新撮レシピ48点に加え、暮らしにまつわる読み物も満載の1冊です。
<撮影/山田耕司 取材・文/福山雅美>
長谷川あかり(はせがわ あかり)
料理家、管理栄養士。埼玉県生まれ。10歳から20歳まで子役・タレントとして活動、NHK『天才てれびくん』はじめ、さまざまな番組に出演する。大学で栄養学を学んだ後、SNSで始めたレシピ投稿が注目を集め、瞬く間に大反響となり人気アカウントに。雑誌、Web、テレビなどで幅広くレシピ開発を行う。著書に『つくりたくなる日々レシピ』(扶桑社刊)、『クタクタな心と体をおいしく満たす いたわりごはん』『いたわりごはん2 今夜も食べたいおつかれさまレシピ帖』(ともにKADOKAWA 刊)、『材料2つとすこしの調味料で一生モノのシンプルレシピ』(飛鳥新社刊)がある。
X(旧Twitter):@akari_hasegawa
Instagram:@akari_hasegawa0105