• 本の集められた小さな空間は、だれかにとっての大切な居場所になります。 エッセイスト・しまおまほさんのお気に入りの図書館「三鷹市星と森と絵本の家 」を取材しました。
    (『天然生活』2023年9月号掲載)

    エッセイスト・しまおまほさんの好きな図書館
    「三鷹市星と森と絵本の家 」

    「ここでしか味わえない、居心地のいい時間を感じていただきたいです」と、館長の西村さんがおすすめするのは、来館者の少ない平日にのんびり訪れること。

    画像: 国立天文台の森の中にある大正時代の官舎を保存・活用した、三鷹市運営の施設。だれでも利用することができる

    国立天文台の森の中にある大正時代の官舎を保存・活用した、三鷹市運営の施設。だれでも利用することができる

    昼間は大人の利用者が多く、小さなお子さん連れの姿も見られるとか。

    絵本や自然科学にまつわる図鑑をそろえており、本の閲覧は館内のみ。

    画像: 広い庭があり、自然に囲まれた趣のある建物。絵本の原画展示や、天文への興味を広げる体験型の企画展示も開催。夏休みの自由研究のテーマ探しにも

    広い庭があり、自然に囲まれた趣のある建物。絵本の原画展示や、天文への興味を広げる体験型の企画展示も開催。夏休みの自由研究のテーマ探しにも

    人出が増えるにぎやかな週末には、ボランティアによるクラフト体験も楽しめます。

    画像: 私の好きな図書館。東京・三鷹「三鷹市星と森と絵本の家 」/エッセイスト・しまおまほさん

    しまおさんが好きな理由

    調布駅でレンタサイクルをして、遊びに行きました。居間の畳に寝転んで絵本を読んだり、庭で昔遊びをしている子どもや大人たちの姿を眺めたり。予定の時間を大幅に超えて居座ってしまったほど、大好きな場所です

    スタッフ・沼畑美緒さんのおすすめの本

    画像: デイヴィッド・アーモンド作 ローラ・カーリン絵 広松由希子訳 BL出版

    デイヴィッド・アーモンド作 ローラ・カーリン絵 広松由希子訳 BL出版

    『ナンティー・ソロ 子どもたちを鳥にかえたひと』

    ひとりの女性が、子どもを鳥に変えられるといったことから始まる物語。

    「大人や子ども、自分に自信がもてないと感じる人にも手に取ってほしいです。読む人なりのそれぞれの受け止め方ができて、おとぎ話と現実がつながる絵本です」

    三鷹市星と森と絵本の家
    住所:東京都三鷹市大沢2-21-3 国立天文台内
    営業時間:10:00~17:00 
    定休日:火曜、年末年始(ほかメンテナンス休館あり)



    <イラスト/山元かえ 取材・文/石川理恵>

    しまお・まほ
    美大在学中に漫画『女子高生ゴリコ』でデビュー。近著に『しまおまほのおしえてコドモNOW!』(小学館)、『家族って』(河出書房新社)など。TBSラジオ「アフター6ジャンクション」にレギュラー出演。

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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