物価高騰が続くいまこそ、日々を見直す好機。これからの暮らしのヒントをDWELL主宰の川畑健一郎さん、夕さんにお聞きしました。今回は、「資源を有効利用するアイデア」を教わりました。
(『天然生活』2023年6月号掲載)
(『天然生活』2023年6月号掲載)
資源を有効利用するアイデア
水も電気も毎日の暮らしに欠かせないもの。
むだなく活用することで、生活を便利に。もしものときの安心にもつながっています。
水をむだにしない
食洗機は整水器の酸性水をためて使う
整水器からつくり出されるのは、料理や飲み水に適したアルカリイオン水と、酸性水。酸性水は使わず流してしまう場合が多いですが、川畑さんは食器洗いに活用しています。
「酸性水は、アルカリ性の油汚れを落としやすく、食器洗いに向いているそうです。1日5Lほどの酸性水ができるので、ためておいて食洗機に活用しています」
発電した電気を効率よく使う
冷蔵庫を蓄電池で冷やすと災害時も安心
災害時に困るのが、冷蔵庫が使えなくなること。ドアを閉めたままにしていても庫内の温度は徐々に上がり、食品が傷みます。
冷凍庫の氷や霜が解けて、床が水浸しになるトラブルも。
「ふだんから蓄電池にためた余剰電力が夜間の冷蔵庫に使え、災害時にもいつも通りに使える。物流が滞ることもあるので、冷蔵庫が使えると安心」
<撮影/白木世志一 取材・文/宮下亜紀>
川畑健一郎、夕(かわばた・けんいちろう、ゆう)
DWELL主宰。鹿児島を拠点に住宅や店舗デザイン、家具製作など、暮らしにまつわるさまざまを手がける。「コンテナFARM」やデイベッドは販売も。妻・夕さんは材料集めから始めるリースづくりのワークショップを主宰、愛車バネットで友人とマルシェ出店も。https://dwell-lab.net/ インスタグラム@dwell_kagoshima
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです