• いつも素敵な装いの人のクローゼットを拝見してみると、自分らしい着こなしを楽しむための法則が見えてきます。今回は、エッセイストの柳沢小実さんに春夏秋冬の装いを聞きました。
    (『天然生活』2020年10月号掲載)

    柳沢小実さんの春夏秋冬の装い

    初夏

    画像1: 初夏

    ピンクがかったニュアンスある白ワンピースは「ススリ」。1枚でさまになるワンピースは、夏のおしゃれの強い味方。

    折りたためるストローハットは「ザ・ノース・フェイス」、サンダルは「ダンスコ」。定番のサボより、かかとがホールドされているこちらのタイプが好み。

     

    晩夏

    画像2: 初夏

    日が落ちると肌寒くなる季節には、再びローブコートが活躍。ボトムもダークカラーの「コム デ ギャルソン」を合わせてしっとりと。

    靴ひもを黒にしてコントラストをつけた「キュー」のレースアップシューズとシルバーの「J&M デヴィッドソン」をアクセントに。

    夏のアイテム

    画像: 機能性重視で選んだ、「サンバリア100」の日傘。強い日差しからしっかりガード

    機能性重視で選んだ、「サンバリア100」の日傘。強い日差しからしっかりガード

    柳沢小実さんの春夏秋冬の装い

    仲秋

    画像: 仲秋

    個性的なデザインの「スニュウ」のスカートを身に着けるなら、ほかのアイテムはデザインも色味も抑えめに。

    ニットはエルボーパッチがかわいい「MM6」、夏に素足で履いていたサンダルは、厚手タイツと合わせて。

    「革の分量が少ないので、足元が軽やかに見えます」     

    晩秋

    画像: 晩秋

    ふわふわモヘアの「アクネストゥディオズ」のニットには、同系色の「ジョンブル」のパンツを。

    足元は軽快な白の「キュー」、バッグは「クラスカ」の合皮。

    「実は『コム デ ギャルソン』のものが欲しくて。使いこなせるかわからないので、手軽な合皮でお試し中」

    秋のアイテム

    友人がデザイナーを務める台湾ブランド「テンモア」の靴下。色合いがかわいい

    柳沢小実さんの春夏秋冬の装い

    初冬

    画像: 初冬

    ウールコートは「MM6」、パンツは晩夏にも登場の「コム デ ギャルソン」。主役はブルーのドットを効かせた「コーヘン」のアランニット。

    「足元は『レペット』のピンク、バッグはゴールドの『エバゴス』で、重い色合いになりがちな冬のスタイルに抜け感を加えて」  

    仲冬

    画像: 仲冬

    繊細な刺しゅうが施された真っ赤なスカートは、「コム デ ギャルソン」、ステンカラーのコートは「バーバリー」。

    「母から譲られたものですが、正直、重くて。カジュアルに着たいので、エポレットははずしています」

    ニットと靴を黒でそろえ、全体を引き締めて。

    冬のアイテム

    重ね着をしないので、巻き物は防寒を兼ねアウター感覚で羽織れる大判のものを

    柳沢小実さんの春夏秋冬の装い

    初春

    画像: 初春

    春先はマリン風のファッションを楽しみたくなるそう。「ジョンブル」のカジュアルジャケットに、「ミズイロ インド」の薄手白ワンピースを合わせて。

    「理想的な白いワンピースが見つかったので今年、購入しました」

    靴は「キュー」、バッグは「アー・ペー・セー」

    晩春

    画像: 晩春

    柳沢さんには珍しいパンツは「ジョンブル」。

    「ハイウエストでデザインに工夫があるので、はくだけでおしゃれな雰囲気に。おなかまわりをさりげなくカバーできるのもいいですね」。ローブコートは「ル・ピボット」

    足元は大人ピンクの「レペット」でかわいらしく。

    春のアイテム

    画像: 古着屋さんなどで見つける「ヴェラ」のスカーフ。首によりも頭に巻くことが多い

    古着屋さんなどで見つける「ヴェラ」のスカーフ。首によりも頭に巻くことが多い



    <撮影/近藤沙菜、山田耕司 取材・文/福山雅美>

    柳沢小実(やなぎさわ・このみ)
    暮らしや旅に関する多数の著書で、同年代の支持を集める。収納好きが高じ、整理収納アドバイザー1級の資格を取得。手間をかけずにすっきり見える収納法に定評が。近著は『これからの暮らし計画』(大和書房)。

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



    This article is a sponsored article by
    ''.