• 雑誌『天然生活』がつくるオリジナル手帖『天然生活手帖』。二十四節気・七十二侯や月の満ち欠け入りで、四季の移ろいを身近に感じることができる手帖です。今年で5年目、製本の見直しやコンテンツの追加など、新たな魅力が加わった『天然生活手帖2025年版』の特徴と魅力、開発秘話について、制作スタッフにじっくり語ってもらいました。

    さらに使いやすく、楽しみと工夫がいっぱいの『天然生活手帖』

    2020年に販売をスタートし、今年で5年目を迎える『天然生活手帖』。スケジュール帳として使いながら、移りゆく季節を感じて暮らしを楽しめるようにと、さまざまな工夫がされています。

    天然生活編集部の橿渕は、販売当初から天然生活手帖の制作を担当。

    「もともと『天然生活』1月号の別冊付録につくカレンダーが毎年人気で、持ち歩いている人もいると聞きました。ならばそのカレンダーの機能と世界観をそのまま1冊の“手帖”にしてはどうかというところから制作が始まったんです。とはいえ、手帖の専門知識をもつスタッフがいるわけではないので、サイズや紙選びなど、スタート時点からすべてが探り探りで……」

    画像: さらに使いやすく、楽しみと工夫がいっぱいの『天然生活手帖』

    しかし『天然生活』がつくる手帖としては、ぶらしたくない“軸”があったそうです。

    「出版社がつくる手帖なので、読む楽しみがたっぷりある手帖にしたいという思いはありました。雑誌のコンセプトにも通ずる“日々の暮らしを楽しむ”という点を大切にし、二十四節気・七十二侯や月の満ち欠け入りなど、季節の変化を楽しめる情報やコラムを充実させました」

    さまざまな苦労もありながら、手帖の監修者との対話を重ねて進化をつづけている天然生活手帖。2025年版は、どんなところがポイントなのでしょうか?

    「天然生活手帖2025」の特徴とうれしいポイント4つ

    天然生活手帖2025のポイント1
    製本を変えて、開きを180度フラットに

    画像: 天然生活手帖2025のポイント1 製本を変えて、開きを180度フラットに

    “書く”ことを楽しんでほしいと、毎年試行錯誤して見直していた手帖の製本。今年初めて手帖専用の「手帖製本」が実現したそうです。

    「2024年版で採用していたPUR製本も開きがいいといわれる製本方法ですが、やはり比べてみると、手を添えなくても180度ぱたんと開く状態が気持ちいいんですよね。ノド(手帖を開いたときの中側)までしっかりと開くので隠れる部分が少なくて書き込みやすい。使い勝手が断然よくなりました」

    毎日使う手帖だからこそ、開く、書き込む際の使い心地は最重要なポイント。ここを見直せたことが一番うれしかったと橿渕も顔をほころばせます。

    天然生活手帖2025のポイント2
    持ち歩きやすく使いやすい「新書サイズ」

    画像: 天然生活手帖2025のポイント2 持ち歩きやすく使いやすい「新書サイズ」

    これまでのB6変形サイズから、2025年版は「新書サイズ(173×105mm)」に。片手にすっぽり収まるサイズ感で、バッグへの出し入れもスムーズです。

    「以前は書き込むスペースを増やしたくて横幅を少しワイドにしていましたが、汎用性のあるサイズのほうが合わせられるカバーなども増えて、使い方が広がります。2025年版は6mm分スリムになったものの、手帖自体の開きがよくなったので、記入スペースが狭くなった印象はそこまでないかなと思います」

    市販の新書用のカバーが使えるので、たくさんの中から自分好みのカバーが見つけやすいのはうれしいところ。

    「実はちょっとだけ厚みが出たのですが、そのおかげで以前オンラインショップで販売した特別カバーもそのまま使えるんです。カバーを引き続き使いたいという方もいるので、そうした要望にも応えることができてよかったです」

    天然生活手帖2025のポイント3
    全面カラーのかき下ろしで充実の中面

    画像1: 天然生活手帖2025のポイント3 全面カラーのかき下ろしで充実の中面

    天然生活手帖最大の魅力は、なんといっても読み物としても楽しめる中面の充実ぶり。

    2025年版は、二十四節気・七十二候、季節のコラムなど全体の監修と文を和文化研究家・三浦康子さん、全面にわたるイラストをイラストレーター・芳野さんが担当。

    和文化に精通した三浦さんならではの季節の美しいことばや暮らしのアイデア、芳野さんの温かみのある版画タッチのイラストがオールカラーでぜいたくに楽しめます。

    画像2: 天然生活手帖2025のポイント3 全面カラーのかき下ろしで充実の中面

    「たとえば、月の扉ページは平安時代から伝わる配色美で、日本の季節を表す“かさね色目”の配色に。装束の表と裏で季節感を表す配色を三浦さんが提案してくださり、それに合わせて芳野さんがパターンを描いてくれて、デザイナーが配置を考え……。関わるみんなの知恵とこだわりが詰まった1冊になりました。洋服や小物など日々のコーディネートの参考に知っておくと、暮らしの楽しみが広がりますよね」

    天然生活手帖2025のポイント4
    「季節のアンテナ」「年間カレンダー」など、あるとうれしいページを追加

    そのほか橿渕が注目してほしいと話すのは、今年から月の扉ページに追加された「季節のアンテナ」

    「蝋梅(ろうばい)の花に出合った日」「入道雲を見つけた日」など、気づきの種になるようなその時季のコラムを掲載。日付やひと言メモ欄がついて、その風物に出合った日の感想などを書き込めるようになっています。

    自分だけの季節をそれぞれがつくっていくというような感覚で使っていただけたらと思っています」

    画像: 2025年1月の季節のアンテナは「蠟梅の花に出合った日」

    2025年1月の季節のアンテナは「蠟梅の花に出合った日」

    週間スケジュール、月間スケジュールに加え、2025年版からは1年間を見開きで見渡せる「年間スケジュール」も追加。

    画像: 年間スケジュールページ。数ヶ月先の予定まで見渡せる

    年間スケジュールページ。数ヶ月先の予定まで見渡せる

    通院や習いごとなどの予定の記入や、日々体重などを書き込む体調記録としてなど、暮らしに合わせて活用できます。年始に1年間の大まかな流れを確認して、早めに旅行の計画を立てるのにも役立ちそう。

    ほかにも、令和の表記を入れたり、干支を入れたりと、 “あるといいよね”というコンテンツがさりげなく追加されています。

    移りゆく季節とともに、「お守り」のように使ってほしい

    「出版社らしくノンブル(ページ番号)があるところも実は便利なんです。後ろのメモ欄に『P.◯の続き』と書き込んだり、『P.◯の気に入った言葉』を書き留めたり。自分だけの本をつくるみたいに使ってもらいたいですね」

    だれかに話したり、使いたくなる言葉や豆知識がちりばめられているので、コミュニケーションのきっかけも生まれそう。

    画像: 移りゆく季節とともに、「お守り」のように使ってほしい

    「予定を管理するだけではなく、毎日、小さな時間にふと開いて、見て、読んで、書き込んで。1年そばにいる自分のお守りのような存在になってくれたらうれしいですね」

    温かなイラストとともに、ときに立ち止まって季節の移ろいを感じながら、日々の暮らしを見つめてみる。『天然生活手帖』とともに、そんな小さくても豊かな365日を楽しんでみませんか。

    〈撮影/山川修一〉

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    画像1: 進化をつづけて5年目。『天然生活手帖』制作スタッフに聞く手帖開発秘話と、2025年版おすすめポイント

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    『天然生活手帖』をさらに楽しんでいただけるよう、一緒に使える「芳野さんオリジナルカレンダー」と「天然生活手帖オリジナルスタンプセット」を販売いたします。手帖と関連商品の活用法についての記事も、近日中に天然生活webで公開予定。こちらもお楽しみに!

    画像2: 進化をつづけて5年目。『天然生活手帖』制作スタッフに聞く手帖開発秘話と、2025年版おすすめポイント

    画像3: 進化をつづけて5年目。『天然生活手帖』制作スタッフに聞く手帖開発秘話と、2025年版おすすめポイント

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