いつまでもそばに置いておきたい、感動的においしいお弁当の本
チオべン 見たことのない味 チオベンのお弁当
数年前、チオベンのお弁当に感動して、すぐに書籍を購入しました。いまでは、表紙がボロボロになってしまうほど、頼りにしているレシピ本です。
千織さんのレシピの魅力は、斬新な食材の組み合わせと、冷めてもおいしいところ。そして、ひとり暮らしの私にとって、ちょっとした食事に丁度いい分量であることも大きな魅力です。
よくつくるレシピには付箋を貼り、いつでもパッと見返せるようにしています。チオベンの代名詞ともいえる春巻きは、全種類制覇しました!
このレシピ本は、どれだけ時間が経っても、開くたびに新たな発見があります。
いつまでもそばに置いておきたい、大切な一冊です。
(編集部・関根)
山本千織著 マガジンハウス 1,650円
食べものや日常を、自由にみずみずしく綴ったエッセイ
わたしを空腹にしないほうがいい 改訂版
盛岡の歌人・くどうれいんさんが綴る食にまつわるエッセイ集です。
食べものや日常、思い出について、こんなふうに自由にみずみずしく言語化することができるのかと、まだ学生だった頃のくどうさんの文章に圧倒されました。
食べることもつくることも生きることも、ないがしろにしたくないなぁと読んでいて心がぎゅっとなります。
俳句になっている各章のタイトルを眺めるだけでも面白いです。
(編集部・笠原)
くどうれいん著 BOOKNERD 1,000円
旅気分が楽しめる、世界中の1001の食材を集めた本
死ぬ前に味わいたい1001食品
身近なものから、初めて見るものまで、世界中の1001の食材を写真付きでわかりやすく解説する“世界の食材辞典”のような一冊。
ページをめくりながら、まだ味わったことのない食材の味や香りを想像しては、旅したような気分を楽しんでいます。
産地や生産者など“食材の生まれ故郷”の話も興味深く、新潟の山奥で自給自足で生活する祖父母もこんなふうに手をかけて野菜や果物を育てているのかなと、心が温かくなります。
(編集部・太田)
フランシス・ケース監修 リズ・フランクリン 他52名 著 鈴木 宏子、高橋 由美子、玉嵜 敦子訳 ガイアブックス 5,280円
具材の組み合わせが新鮮! おいしくて健康によい薬膳カレーの本
毎日食べたい 整いカレー
料理家で薬膳師の齋藤菜々子さんによる、季節の体の悩みに応えるカレーのレシピ本です。
カレーが好きでよくつくるのですが、齋藤さんのレシピはアイデアの宝庫。
薬膳の知識に基づいた食材を取り入れていることに加え、酒粕や納豆など、ふだんはあまりカレーに使わないような食材も使い、「こんな組み合わせがあるんだ!」と驚かされます。(そしておいしい!)
調味料もシンプルで、カレー粉だけで手軽につくれるのもうれしいです。
(編集部・菅沼)
齋藤菜々子著 文化出版局 1,760円