• お金のことを少しずつ勉強中というエッセイストの柳沢小実さん。がんばりすぎないから続けられる、お金の整理法とその秘訣を教えてもらいました。柳沢さんが実践する固定費などの「支出を減らす工夫」を紹介します。
    (『天然生活』2021年1月号掲載)

    柳沢小実さんの「支出を減らす工夫」4つ

    光熱費や携帯電話料金、住宅ローンなどの固定費。毎月、支払わなくてはいけないものだから、比較検討して少しでも下げる工夫をしている柳沢さん。

    自分にとっての要・不要を見極めるのが大切だそう。

    支出を減らす工夫1
    家以外はローンを組まない

    画像: 現在の車も支払い時にカードで一括返済し、ポイントを車検費用などに活用

    現在の車も支払い時にカードで一括返済し、ポイントを車検費用などに活用

    車は、カード一括払いで。
    マイルをもらって国内旅行へ

    「単純に金利を払うのがむだだと思うので、一括で買えないなら買わないと決めています」

    前の車を買った際は、現金の代わりにカード一括払いにし、貯まったマイルで国内旅行へ行ったそう。

    「車の会社によって違いますが、一括で払う場合の特典があるようなので、それを活用するようにしています」

    支出を減らす工夫2
    携帯電話は格安SIMに

    画像: スマホの乗り換えも各社で比較検討。「夫が得意だったので、任せました」

    スマホの乗り換えも各社で比較検討。「夫が得意だったので、任せました」

    ひと月:-7,000円
    大手3キャリア 平均10,000円⇒新通信会社 3,000円

    スマホ代も固定費として必ずかかるため、2年ほど前に大手キャリア会社から格安SIMの携帯電話会社に乗り換え。

    「夫と一緒に換えたのですが、ひとりあたり7,000円くらいは安くなったと思います。『IIJmio』を利用していて、海外旅行の際は、現地のプリペイド式SIMカードに入れ替えています」

    支出を減らす工夫3
    電気代を見直して、新電力に

    画像: 電気、ガス、水道などの固定費は毎日使うものだからこそ見直しが必須

    電気、ガス、水道などの固定費は毎日使うものだからこそ見直しが必須

    年間:-7,700円
    主力電力会社 142,500円⇒新電力会社 134,800円

    トイレやお風呂など、とくに水まわりでヒヤッとしないよう新居には全館空調を導入。そのため、電気代が以前よりも高くなったそう。

    「数社で見積もりをとって比較検討し、我が家はENEOS電気にしました。年間で8,000円近く安くなっているので、長い目でみるととても大きいですね」

    支出を減らす工夫4
    サブスクリプションを活用する

    画像: 「ほぼ幽霊会員だったジムをやめ、動画を見ながら運動しています」

    「ほぼ幽霊会員だったジムをやめ、動画を見ながら運動しています」

    ひと月:-5,220円以上
    スポーツジム 月7,000円⇒YouTube 家族で1,780円

    サブスクリプションとは定額料金を支払うことで、製品やサービスを一定期間利用できる形式のこと。

    柳沢さんは確実に使うものだけに絞って、音楽系のSpotify、動画系のNetflix、YouTube、Amazonプライムの4種の有料サービスを活用。4つの金額をすべて足しても1万円以下だそう。



    〈撮影/中垣美沙 取材・文/結城 歩〉

    画像: 支出を減らす工夫4 サブスクリプションを活用する

    柳沢小実(やなぎさわ・このみ)
    エッセイスト。衣・食・住、旅に関する著書多数。ブレのないもの選びに定評がある。より心地よい暮らしを求めて整理収納アドバイザーの資格を取得、旅先での触れ合いをきっかけに大学で中国語を学ぶなど、軽やかに新たなチャレンジを続ける姿にファンが多い。お金がテーマの『私らしい暮らしとお金の整え方』(主婦の友社)などの著書もある。
    インスタグラム:@tokyo_taipei

    ※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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