(『天然生活』2021年1月号掲載)
柳沢小実さんの「支出を減らす工夫」4つ
光熱費や携帯電話料金、住宅ローンなどの固定費。毎月、支払わなくてはいけないものだから、比較検討して少しでも下げる工夫をしている柳沢さん。
自分にとっての要・不要を見極めるのが大切だそう。
支出を減らす工夫1
家以外はローンを組まない
車は、カード一括払いで。
マイルをもらって国内旅行へ
「単純に金利を払うのがむだだと思うので、一括で買えないなら買わないと決めています」
前の車を買った際は、現金の代わりにカード一括払いにし、貯まったマイルで国内旅行へ行ったそう。
「車の会社によって違いますが、一括で払う場合の特典があるようなので、それを活用するようにしています」
支出を減らす工夫2
携帯電話は格安SIMに
ひと月:-7,000円
大手3キャリア 平均10,000円⇒新通信会社 3,000円
スマホ代も固定費として必ずかかるため、2年ほど前に大手キャリア会社から格安SIMの携帯電話会社に乗り換え。
「夫と一緒に換えたのですが、ひとりあたり7,000円くらいは安くなったと思います。『IIJmio』を利用していて、海外旅行の際は、現地のプリペイド式SIMカードに入れ替えています」
支出を減らす工夫3
電気代を見直して、新電力に
年間:-7,700円
主力電力会社 142,500円⇒新電力会社 134,800円
トイレやお風呂など、とくに水まわりでヒヤッとしないよう新居には全館空調を導入。そのため、電気代が以前よりも高くなったそう。
「数社で見積もりをとって比較検討し、我が家はENEOS電気にしました。年間で8,000円近く安くなっているので、長い目でみるととても大きいですね」
支出を減らす工夫4
サブスクリプションを活用する
ひと月:-5,220円以上
スポーツジム 月7,000円⇒YouTube 家族で1,780円
サブスクリプションとは定額料金を支払うことで、製品やサービスを一定期間利用できる形式のこと。
柳沢さんは確実に使うものだけに絞って、音楽系のSpotify、動画系のNetflix、YouTube、Amazonプライムの4種の有料サービスを活用。4つの金額をすべて足しても1万円以下だそう。
〈撮影/中垣美沙 取材・文/結城 歩〉
柳沢小実(やなぎさわ・このみ)
エッセイスト。衣・食・住、旅に関する著書多数。ブレのないもの選びに定評がある。より心地よい暮らしを求めて整理収納アドバイザーの資格を取得、旅先での触れ合いをきっかけに大学で中国語を学ぶなど、軽やかに新たなチャレンジを続ける姿にファンが多い。お金がテーマの『私らしい暮らしとお金の整え方』(主婦の友社)などの著書もある。
インスタグラム:@tokyo_taipei
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです