年末年始の帰省や旅行をより快適に楽しむためには、何を持っていくか、支度が旅の充実度を左右します。今回は、旅上手なルンタ店主の波賀真由美さんに、旅の必需品を見せてもらいました。
(『天然生活』2024年1月号掲載)
「ルンタ」店主・波賀真由美さん
旅の必需品
ポーチは「視界に入るとうれしくなる」と、波賀さん。
ビニールなどの無機質なものは極力選ばないといいます。
「長期滞在の旅が多いこともあり、自宅のインテリアに近いものをホテルに置きたいんです。色とりどりのポーチが洗面所やベッドまわりに並んでいると、なじみある景色に見えてリラックスできます」
▼波賀さんの「冬の旅バッグ」と「持ちものリスト」
▼波賀さんの冬の旅「2泊3日のコーディネート」
常備薬
600年以上の歴史をもつ「ういろう」は胃腸の不調や気管支炎などの症状に効く万能薬。
頭痛がやわらぐベトナムのバームや龍角散も巾着型ポーチに入れる。
シャンプーなど
インドのアーユルヴェーダ処方の歯磨き粉やスキンケア用品、シャンプーを持参。
「歯磨き粉はすごくスッキリした使い心地で、これ以外使えないくらい好き」
メイク道具
「シゲタ」の下地クリーム、香水代わりのアロマオイルなど、コスメもなるべく天然由来のものを選ぶそう。
ふだんからメイク道具を入れるマチの広いポーチに。
ルームソックスとミトン
イランの手編みのルームソックスとラトビアの手編みのミトン。
寒い時季の旅は室内にいるときも外にいるときも防寒をしっかりする。
巻きもの
「マキマロ」のショールとストールはどちらもカシミヤ。
「軽くてかさばらず、保温性も高い。ひざ掛けにもなるし便利です」
南インドのコットンタオル
南インドの工房で手紡ぎ、手織りでつくられたタオルは、薄手で吸水性が高く、すぐ乾くから旅にもぴったり。自宅でも使っている。
インドの手刷り封筒
旅先で訪ねた人にちょっとしたお祝いやお礼を包むときのために、インドの紙製品の工房でつくられた手刷りの封筒を準備する。
替えの靴
脱ぎ履きがラクな「エフエス スラッシュ エヌアイ」のバレエシューズ。
「革がやわらかくて履き心地がとてもいいです。長年買い替えて10足以上履いています」
<撮影/中川菜美 取材・文/熊坂麻美>
波賀真由美(はが・まゆみ)
東京・経堂のインテリアショップを夫婦で営み、インドや東欧など各国の文化とつながるクラフト品やヴィンテージ家具をセレクト。12月はイランの手仕事品や「マキマロ」などの企画展を開催する。
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです