日々の愉しみ
ごはんをかまどで炊く

薪をくべて火をおこすのも、かまどの愉しみ
サンルームの一角にあるのは、今年になって通販で手に入れた念願のかまど。自分で火をおこして、ごはんを炊くのが一日のお愉しみです。
一度沸騰させたら、あとは火を弱めて15分ほど。ふっくらとつやつやしたごはんが炊き上がります。

かまどで炊いたごはんの味は格別。新米の季節はお米のおいしさがさらに引き立つ
「ごはんを炊くだけでなく、煮豆や焼き栗、煮ものなど、ほかの料理にもかまどが大活躍しています。火加減の調整も意外に簡単ですよ」
日々の愉しみ
自分でつくるを愉しむ

いろいろな食材で日常的に発酵食品づくりを。梅干しやらっきょうのほか、味噌やしょうゆも自分でつくる
食べ物を手づくりしたり、自分で家の手入れをしたりすることが、日々の愉しみというウリウリばあちゃん。
梅干しや味噌はもちろん、納豆やしょうゆまで手づくり。

蒸した大豆に藁を重ねてホームベーカリーで発酵させて、納豆も手づくり
「納豆に使う藁は近所の農家で分けてもらったりします。しそやどくだみの葉っぱを使ってもおいしい納豆ができますよ」
家の壁を塗り直したり、庭にレンガを敷きつめたりする作業も、時間を忘れて愉しんでいます。

玄関の壁は珪藻土で塗り替えて、自分でリフォーム
日々の愉しみ
やりたいことをどんどんやる

ほぼ毎日、パソコンに向かって編集作業をていねいに行うウリウリばあちゃん。週1回のペースで動画をアップする
ウリウリばあちゃんが、いま一番夢中なのがユーチューブ。撮影から編集まですべて自分ひとりで行っています。
昔からパソコンを使うのは得意なほうで、デザインを学んでいたこともあるそう。

カメラを三脚にセットして、山椒の実を採るところを撮影。カメラに向かって語りかけるのも、すっかりと慣れた様子
「どうしてもわからないところは知り合いに相談しますが、基本的に自分だけで完結できるのがユーチューブのいいところ。ユーチューブを通して、自分の好きなように生きることを実現しています」
<撮影/砂原 文 取材・文/工藤千秋>
ウリウリばあちゃん
染織の仕事をしながら63歳でユーチューバーに。八ヶ岳での田舎暮らしを自分なりに愉しむ様子を精力的に発信中。https://www.youtube.com/c/yatsugatakestyle/
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです
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第1章 これからの「おいしい生活」のつくり方
料理家・大庭英子さんには、いまの自分にちょうどいい、レシピ6品と台所仕事の工夫を、スタイリストのchizuさんには、気負わず楽しむ、テーブルコーディネートのコツを教えていただきました。
第2章 おしゃれは心のビタミン!
中野翠さんのエッセイと、ぬ衣さん、山下りかさんの春夏秋冬のコーディネートを紹介します。
第3章 豊かな人生のための幸せの支度
山本ふみこさん、ユキ・パリスさん、中島デコさん、松場登美さん、横尾光子さん、坂井より子さんの暮らしの流儀を紹介します。
第4章 心身とお金を整えるために
家で簡単にできる体操や、節約のこと。
第5章 人生の豊かな「しまい方」
石黒智子さんがはじめた終活と、井上由季子さんが経験した家族の介護について、お話を伺いました。