(『天然生活』2017年10月号掲載)
カットソーのシミにランニングステッチ
“うっかり”つけてしまったシミは、繕いのチャンス。赤い糸でランニングステッチを施したら、シンプルなカットソーが特別な一枚になりました。
![画像: before](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2024/11/29/7c627d50df7983fb3f8213ad4e357bba8e21da74.jpg)
before
ケチャップを付けてしまったカットソー。無理に落とすよりも、ランニングステッチでシミを隠してポイントに。
材料と道具
![画像: 材料と道具](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2024/11/29/60a63f51a1fb2137abaeeb472b441ee26fd25736.jpg)
⚫︎ 赤い手縫い糸 適量
⚫︎ 縫い針
ランニングステッチの仕方
1 針に糸を50cmほど通して玉結びし、シミの右端の1cm下あたりに裏から表に出す。
![画像1: 〈表〉](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2024/11/29/9b2217a7808466aa17fc510b0073765b9bfa6cc9.jpg)
〈表〉
2 細かいランニングステッチで一度に2〜3針ずつ布地をすくい、針を引き抜く。これを繰り返す。
![画像1: ランニングステッチの仕方](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2024/11/29/d9247f054fce9b575b72e379900ef7ff0856ec4b.jpg)
3 上まで縫ったら布を180度回転させ、下から上へ2のステッチに平行にランニングステッチする。これをシミが隠れるくらいまで繰り返す。裏返して玉止めして糸を切る。
![画像: 〈裏〉](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2024/11/29/fc9180246eb5d8fbb89811d5844507f839a4d202.jpg)
〈裏〉
4 縦のラインが終わったら再度、表に返して、同様に横のラインにランニングステッチをする。
![画像2: 〈表〉](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2024/11/29/a491c85119a2c10c3c88c3a83f10ed7230055dfb.jpg)
〈表〉
5 横のラインが終わったら裏返して玉止めをする。あれば、刺しゅう枠を使うと穴がつれにくくきれいにステッチすることができる。
![画像2: ランニングステッチの仕方](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2024/11/29/46207b947892c715ab6bbafdbfd94bb442b0b62c.jpg)
![画像: after](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2024/12/04/4773d597cf4960e68578f2ff288aeaa948e60515.jpg)
after
▶︎「靴下の穴」と「シャツの穴」をダーニングでお直しする方法
https://tennenseikatsu.jp/_ct/17735530
<制作/ミスミノリコ 撮影/枦木 功 構成・文/結城 歩>
ミスミノリコ(みすみ・のりこ)
美大でデザインやテキスタイルを学んだのち、ウインドウディスプレイやスタイリングの仕事に携わる。手仕事や手づくりのワークショップなども行う。繕いのアイデアを一冊にまとめた著書『繕う暮らし』(主婦と生活社)を上梓。
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです