• 料理応援家の本多理恵子さんは50代。子どもも大きくなり、ひとりの時間も増えたといいます。ひとり時間は自分だけの時間。自分を甘やかしながら、うまく手を抜き、息を抜き、無理なく、ちょうどよくでいきましょう。心と体が元気でいるための、食や暮らしにまつわるエッセイ。今回は、「万能・玉ねぎマリネ」のお話。

    玉ねぎが主役の簡単マリネ

    いつも必ず家にある野菜といえばまず最初に「玉ねぎ」を思い浮かべます。

    加熱しても生のままでもおいしい玉ねぎは、あれば助かる万能野菜です。

    炒め物や煮物に加えれば優しい甘みの調味料代わりになり、生でいただけシャキシャキとした食感とほのかな苦みがアクセントになります。

    そんな万能選手の玉ねぎですが、今回は簡単ですぐに食べられるマリネをご紹介します。

    こってりした魚や肉料理の付け合わせにも

    画像: こってりした魚や肉料理の付け合わせにも

    冷蔵庫にストックしておけばドレッシング代わりにもなるのはもちろん、ソテーした肉や魚にもよく合います。

    肉は豚肉か鶏肉、魚はサーモンか白身魚がおすすめです。

    軽く塩コショウしてたっぷりのバターで焼いたあとは、玉ねぎマリネを豪快にのせてどうぞ。

    出来立ての玉ねぎマリネはみずみずしい食感と辛みがダイレクトに味わえ、かつお節をかければ手早く食卓に出せます。

    また、冷蔵庫で半日ほど置いておけばとろりとなじんで甘さがでてくるので味の変化も楽しめます。

    ちなみに紫玉ねぎで作ると全体がほんのりピンク色になり、かわいらしい仕上がりになるので食卓がグッと華やかになります。

    血液がサラサラになる、コレステロールが低下するなどという魅惑的な効果も聞かれるので、ぜひ冷蔵庫に常備してほしい副菜です。

    玉ねぎマリネのつくり方

    画像: 玉ねぎマリネのつくり方

    材料とつくり方(好みの量)

    画像1: 材料とつくり方(好みの量)

     玉ねぎ1個をスライスしてチャック付きのポリ袋に入れて、オリーブオイルと酢(各大さじ1)、はちみつ(小さじ1)、塩(小さじ1/2)を加えて軽くもんで10分ほど置けば完成。

    画像2: 材料とつくり方(好みの量)

    *玉ねぎの辛みが苦手な方はスライスして5分ほど水にさらしたあと、水けを切って使ってください。

    *保存は冷蔵で約5日間。



    本多理恵子(ほんだ・りえこ)
    料理応援家。1冊目の著書『料理が苦痛だ』(自由国民社)で2018年料理本大賞エッセイ部門を受賞。鎌倉のアトリエで「見るだけ料理教室」を主宰し、全国から累計13000人以上が参加する人気料理教室に(現在休止中。秋にリニューアル再開予定)。「ときには料理をやめていい」「面倒なことはしない」と、料理をメンタル面からサポートする考え方が人気を集め、各種メディアにも多く出演。著書に『ようこそ「料理が苦痛」な人の料理教室へ 』(KADOKAWA)、『おもてなしが疲れる: いつもの料理で人を招く』(平凡社)、『めんどくさいがなくなる「明日ラク」レシピ!』(清流出版)、『ごはんづくりの絶望に寄り添うレシピ』(エムディエヌコーポレーション)、『50歳からのひとりごはん』(集英社)などがある。
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