“1升餅”を背負わせて、息子の1歳をお祝い
みなさんお気づきでしょうか? 今年の終わりが見えてきましたよ。毎年言っていますが、早いですね。
1年の終わりが大人になるにつれて早くなるのには理由があって、「ジャネーの法則」というらしいです。
歳を重ねるにつれて自分の人生における「1年」の比率が短くなるから、体感として1年が短く、時間が早く過ぎると感じるのだそう。
これで合っているかAIで確かめたので間違いないと思います。出どころがAIってなんかちょっと不安です?
なるほどですよね。そりゃそうなるか。そんなことを考えていたら、巷はブラックフライデーで盛り上がっています。
私も何かお得に買いたい! と、消費熱に浮かれて、いろいろ探していましたが、結局はスーパーで鯛を1匹1000円で買っただけで終わりました。
大型家電や美容系のものを見ていると、つい買いたくなりましたが、心から欲しいものは鯛1匹だけでした。
そんな激安鯛を煮付けたり、頭はあら汁にしたりして、大人も子供も美味しくいただき、1000円でこんなに食べられるなんて感動。ブラックフライデーありがとう。ちょうどいい塩梅にブラックフライデーを楽しみました。
そして以前、こちらで娘の七五三について書いたのですが、実は続きがありまして。七五三のお詣りの後、家族で温泉に行きました。
10月に下の息子の1歳の誕生日があったので、それじゃ、そのお祝いも一緒にしようということになり、旅館の広い部屋で1升餅を背負わせたらいいねと、母が餅を用意してくれていました。
ちなみに娘の時は、つかまり立ちを一瞬してすぐやめてずっと座りっぱなしだったので、息子もそうかなと、あまり期待もせずに見ていたら……
ものすごく怒っていました。
「ふざけるなー! なんでこんな重いものを背負わせて大人は笑っていられるんだー! 薄情者!」というセリフが聞こえてきそうな顔でした。そのままほふく前進で3歩ほど進み終了。
その姿はさながら、檄を受けて泣きながら進む新人陸上自衛隊員の訓練のようでした。
息子よ、お疲れさま。無事1歳のお祝いもして、写真館で写真も撮り終えました。
よく聞きますが、ほんとに下の子は写真がなくて反省します。特に1人で映っているものがなくて、だいたい上のお姉ちゃんと映っているものばかりです。
せめてお誕生日の時くらいはと思い、撮ってもらいましたが、やっぱりプロの方がいると安心して任せられるので楽しめてよかったです。
やらなくてもいいのかもしれませんが、やると楽しい行事の魅力に子供ができてから気づくようになりました。
それを機にいろんな人が集まったり、声をかけあったりして、輪が広がっていくようで楽しいです。
12月の一大イベント、クリスマスが待っています。サンタさんを認識した3歳児、娘の反応が今から楽しみです。
白鳥久美子(しらとり・くみこ)
1981年生まれ。福島県出身。日本大学芸術学部卒。2008年に川村エミコとたんぽぽ結成。10年、フジテレビ系『めちゃ2イケてるッ!』の公開オーディションで新レギュラーの座をつかみ一躍人気者に。コンビとしての活動に加え、テレビ、ラジオ、ドラマ、舞台など多方面で活躍中。趣味は、散歩、高圧電線観察、シルバニアファミリー。特技は、詩を書くこと。唎酒師(日本酒のソムリエ)の資格ももつ。