• 料理応援家の本多理恵子さんは50代。子どもも大きくなり、ひとりの時間も増えたといいます。ひとり時間は自分だけの時間。自分を甘やかしながら、うまく手を抜き、息を抜き、無理なく、ちょうどよくでいきましょう。心と体が元気でいるための、食や暮らしにまつわるエッセイ。今回は、乾麺で生麺のような食感が楽しめる「もちもち和風パスタ」のお話。

    乾麺が生パスタの食感に

    パスタの乾麺はどのご家庭にも買い置きがあると思います。

    ランチやお弁当などに登場することも多い人気料理ですが、忙しいときは「パスタのゆで時間」を少しでも短縮したいと感じることはありませんか。

    もちろん「早ゆでタイプ」を使う方法もありますが、普通のパスタでもわずか1分でゆで上がり、しかも生パスタのようにもちもち食感に仕上がる方法があります。

    あらかじめ乾燥パスタを水につけておく方法です。

    画像: 乾麺が生パスタの食感に

    つける時間の目安は「パスタのゆで時間の10倍以上」です。

    例えば7分ゆでのものなら70分以上、10分ゆでのものなら100分以上です。

    一見、長く感じますがつけっぱなしで半日くらい置いても大丈夫です。

    キチンと時間を計る必要はありません。

    昼に食べるなら朝に、夜に食べるなら昼に漬けておく感じです。

    夏場は冷蔵庫で、それ以外は常温で置いておいてください。

    ゆで時間は1分

    水に浸りきったパスタの見た目は「これ大丈夫かな?」と不安になると思いますが、安心してください。

    熱湯に入れると直後に色が変わり、すぐにゆで上がります。

    食感は生パスタのようにもちもちに仕上がるので、少し太めのパスタを使うのが個人的におすすめです。

    今回は余っていた白菜と買い置きの豚バラ肉を使い、バターしょうゆで仕上げました。

    いつものパスタがちょっと違ったものになるので楽しいですよ。

    よかったらぜひお試しください。

    もちもち和風パスタのつくり方

    画像: もちもち和風パスタのつくり方

    材料とつくり方(好みの量)

    画像1: 材料とつくり方(好みの量)

     乾麺のパスタ(今回は8分ゆでタイプの1.7mmを使用)を、チャック付き袋などに入れ、たっぷりの水につけた状態で80分以上置いておく。

    画像2: 材料とつくり方(好みの量)

     フライパンにバターを中火で熱し、食べやすい大きさに切った豚バラ肉を広げ、軽く塩こしょうをする。焼き色がついたら細切りにした白菜(好みの量)を加えて軽く炒める。

    画像3: 材料とつくり方(好みの量)

     たっぷりの熱湯に塩適量を入れての水につけたパスタを入れる(水は入れない)。

    画像4: 材料とつくり方(好みの量)

     色が変わったら食感を確認してざるにあげ、のフライパンに入れ、具材と合わせてしょうゆと塩こしょうで味をととのえる(パサつく場合はゆで汁を少し足す)。

    画像5: 材料とつくり方(好みの量)

     皿に盛り、お好みで小ねぎや七味とうがらし、黒こしょうをかけていただく。

    画像6: 材料とつくり方(好みの量)


    本多理恵子(ほんだ・りえこ)
    料理応援家。1冊目の著書『料理が苦痛だ』(自由国民社)で2018年料理本大賞エッセイ部門を受賞。鎌倉のアトリエで「見るだけ料理教室」を主宰し、全国から累計13000人以上が参加する人気料理教室に(現在休止中。秋にリニューアル再開予定)。「ときには料理をやめていい」「面倒なことはしない」と、料理をメンタル面からサポートする考え方が人気を集め、各種メディアにも多く出演。著書に『ようこそ「料理が苦痛」な人の料理教室へ 』(KADOKAWA)、『おもてなしが疲れる: いつもの料理で人を招く』(平凡社)、『めんどくさいがなくなる「明日ラク」レシピ!』(清流出版)、『ごはんづくりの絶望に寄り添うレシピ』(エムディエヌコーポレーション)、『50歳からのひとりごはん』(集英社)などがある。
    インスタグラム:@cafe.rietta
    ボイシー:@cafe.rietta
    https://ameblo.jp/caferietta/

    * * *

    『50歳からのひとりごはん 少量・手抜き料理で生きていく!』(本多理恵子・著/集英社・刊)|amazon.co.jp

    『50歳からのひとりごはん 少量・手抜き料理で生きていく!』(本多理恵子・著/集英社・刊)

    『50歳からのひとりごはん 少量・手抜き料理で生きていく!』(本多理恵子・著/集英社・刊)|amazon.co.jp

    amazonで見る



    This article is a sponsored article by
    ''.