(『天然生活』2023年1月号掲載)
Emiさんのシンプルな段取り 01
トレーニンググッズは黒と決めておく
→出しっぱなしでもインテリアのじゃまをしない
日当たりのいいリビングには、小さめのバランスボールとヨガマットが常にスタンバイ。
色を黒と決めておくことで、違和感なくインテリアになじむそう。
「サッカー少年の息子が、いつもここでストレッチやマッサージをしています。出しっぱなしにすることで、私自身も億劫にならず、継続的にヨガができるというメリットも」

ヨガマットは「Active Winner」、バランスボールは「Nagatomo Method TY-100」の黒をセレクト
Emiさんのシンプルな段取り 02
週末にまとめて野菜をカットし、時間貯金
→忙しい平日にも、温かい汁ものを
学校から帰るとサッカースクールや塾にあわただしく出かけていく子どもたちのために、豚汁や野菜スープを用意。
「朝、カット野菜を保温調理器に投入して沸騰させるだけだから手間いらず。余熱調理なので、電気代の節約にも」
週末におにぎりもまとめて握って冷凍しておき、夕方からのもうひとがんばりを応援します。

ジッパーつきの保存袋をやめ、冷凍できる食品用のポリ袋を愛用中

帰宅した双子がすぐに食べられるよう、サーモスの「シャトルシェフ」に朝、汁ものを仕込んでおく
Emiさんのシンプルな段取り 03
キッチンの道具は色味と素材を決める
→メーカーが違っても統一感が出る
キッチンにあるものは黒、白、シルバー、自然素材を選ぶことで、メーカーが違っても統一感が。
100円ショップやイケアのものも、違和感なくなじみます。
キッチンツールは、引き出しにひとまとめ。調味料やオイル類はコンロ下のラックへ。
お茶、お米もパッケージのままで収納庫に保管し、専用ケースに詰め替える手間を省きます。

収納グッズをあれこれ試していた時代を経て、必要なものが明確になり、キッチンの整理もよりシンプルに
Emiさんのシンプルな段取り 04
洗濯物は動線を意識して片づけやすく
→家族みんなが自分のものは自分で管理
夜のうちに乾燥機にかけておいた洗濯物は、対面に設置した収納棚の、それぞれのかごにEmiさんがどさっと入れておくだけ。
各自が自分のかごから、それぞれの引き出しにしまうルールです。
「下着などはたたまず、かごからぽいぽい移せばいいだけなので楽ちん。子どもたちも、それぞれ自分なりの方法でしまっています」

朝、乾燥機が終わった洗濯物を4つのかごへ。たたんでしまうのは各自で

コロナ禍以降、家族のタオルはひとり1枚に。替えるタイミングも各自が判断

洗濯物はシワを伸ばして干すことで、アイロンがけの手間を省く
Emiさんのシンプルな段取り 05
朝のメイクは洗面所でスピーディに
→自分メンテで1日の元気とやる気を
朝のメイクは洗面所で立ったまま、スピーディに。仕事モードの顔に装うことで、1日を乗りきるパワーがわいてくるそう。
メイク前に鏡に貼ったメモを見ながら、表情筋を鍛える顔ヨガを3ポーズするのも毎朝の日課。
始めてから顔全体のむくみがとれ、目に見える変化を実感できたので、今後も続けたいケアのひとつとか。

OURHOMEオリジナルのメイクポーチは、上のファスナーを閉めれば旅にも

小さなバスケット状にもなり、細々したものが出し入れしやすい
〈撮影/ヨシダダイスケ 取材・文/野崎 泉 構成/鈴木理恵〉
Emi(えみ)
2012年に、整理収納アドバイザーとして独立。兵庫・西宮を拠点に「OURHOME」を主宰。私たち家族の“ちょうどいい”暮らしをコンセプトに、暮らしまわりの情報発信、オリジナル商品の企画・販売、オンラインレッスン、企業との共同開発などで活躍中。Voicyで平日は毎日「暮らす働く“ちょうどいい”ラジオ」を配信中。https://ourhome305.com/
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです