• 風水師から見た「よい気」が流れる部屋の特徴とは? スタイリスト石井佳苗さんのご自宅のインテリアを通して、地理風水師のみよの哪知さんに部屋づくりのポイントと、2025年の3つの開運ポイントを教えてもらいました。『天然生活』2025年1月号「運気が上がる、整理整頓」より、一部抜粋でお届けします。

    2025年は、再生・復活の年

    自然のエネルギーを感じられるものを部屋に置く

    みよのさんによると、2025年は、十干(じっかん)と十二支を組み合わせた六十干支(ろくじっかんし) では乙巳(きのとみ) 。

    「乙(きのと)」は新芽、芽吹きなどを表し、「巳(み) 」はへびで、脱皮を行うことから、古いものが新しい価値観の下で再生したり、復活したりする年といわれています」

    そんな年に、より一層頼りにしたいのは、自然の力。

    「石や木、土や植物など、自然のエネルギーを感じられるものを積極的に取り入れると、時代の流れに乗りやすくなります」と教えていただきました。

    画像: 石井さん宅のリビングにある丸テーブルにて。「丸テーブルは『和合』を表し、人が楽しく集い、いい交流を生むおすすめアイテム」とみよのさん。「たしかにこの家に来る人みんな、ここでくつろいでます」と石井さん

    石井さん宅のリビングにある丸テーブルにて。「丸テーブルは『和合』を表し、人が楽しく集い、いい交流を生むおすすめアイテム」とみよのさん。「たしかにこの家に来る人みんな、ここでくつろいでます」と石井さん

    みよの哪知さんに聞く
    2025年の風水開運ポイント

    point 南側の窓はいつもきれいに

    2025年金運に関して重要な方位は南。南側に面する窓をピカピカに磨いたり、生花や観葉植物を飾ったり、サンキャッチャーやウィンドチャイムなど音が鳴るものを下げると金運がアップ

    point 自然を感じさせるものをインテリアに

    「再生」や「復興」がキーワードの年。古いものから新しい価値を生み出す流れが強まり、そのサポートをしてくれるのが石や木、土など自然物からできたアイテム。部屋に置くことで運気も上昇

    point 玄関に向けて馬モチーフを飾る

    風水で馬は、金運や仕事運をアップさせるラッキーモチーフ。馬の顔が埋もれないように、玄関に向けて置くのがコツ。とくに2025年は、「縁」の星が回ってくる東南の位置に置くといいそう

    画像: 石井佳苗さんの自宅の本棚の上に、偶然置かれていた馬のオブジェ。最初は中央で少し埋もれていたけれど「もう少し出して、玄関に向けましょう」とのアドバイスで、2025年バージョンの配置に

    石井佳苗さんの自宅の本棚の上に、偶然置かれていた馬のオブジェ。最初は中央で少し埋もれていたけれど「もう少し出して、玄関に向けましょう」とのアドバイスで、2025年バージョンの配置に

    風水のポイントを取り入れて
    石井佳苗さんがスタイリング

    ◆みよの哪知さんからの開運ポイント

    自然の力を味方にした模様替えで、空気のめぐりをよくしましょう

    棚上などの小さな模様替えで、空間に変化を取り入れてみましょう。

    そのときには木製品や石、陶器、磁器、生花や鉢植えなど「生きているもの」を上手に取り入れることで、生活空間に健やかさや活力を取り込めます。

    「とくに赤い花は、災いを避けたり、エネルギーを上げるアイテムともいわれています。紫やピンクもおすすめ」とみよのさん。

    棚の上のディスプレイを模様替え

    パターン① 気持ちを強くする赤い菊で華やかに

    画像: 古い木の小引き出しや木製トレー、陶磁器類を組み合わせた棚。四角いもの、丸いものをうまく組み合わせてリズムをつくると、空間の陰陽バランスも整う

    古い木の小引き出しや木製トレー、陶磁器類を組み合わせた棚。四角いもの、丸いものをうまく組み合わせてリズムをつくると、空間の陰陽バランスも整う

    パターン② ブーケを描いた美しいアートが主役

    画像: 2025年は生花だけでなく、花を描いた絵も運気アップにいいそう。「あえて余白を持たせ、ものの存在が際立つように、ていねいに置くのもいいですね」

    2025年は生花だけでなく、花を描いた絵も運気アップにいいそう。「あえて余白を持たせ、ものの存在が際立つように、ていねいに置くのもいいですね」 



    <撮影/有賀傑 取材・文/田中のり子>

    みよの哪知(みよの・なち)
    地理風水師。商社勤務を経て、地理風水の第一人者・御堂龍児氏に弟子入りする。日本の山々や中国、台湾をめぐりながら風水を学び、鑑定の補佐を行う。2007年に風水教授許可を得る。家宅、店舗、事務所などの鑑定や心地よい空間づくりのアドバイスを行うほか、セミナーや講演も行う。インスタグラム@nachi.miyono

    石井佳苗(いしい・かなえ)
    インテリアスタイリスト。家具メーカー「カッシーナ・イクスシー」勤務後、独立。雑誌や広告、CM、カタログなど幅広い分野で、インテリアやライフスタイルを提案する。オンライン講座「Heima Home Design Lesson」も好評。ムック『Heima 住まいの感覚を磨く9つのキーワード。』(扶桑社)など著書多数。インスタグラム@kanaeishii_lc

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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