• 小さな皿にちょこんと盛られた「豆皿つまみ」で、ちびちびと“家飲み”を楽しんで。『うちの豆皿つまみ極上レシピ』(主婦と生活社)より、料理研究家 瀬尾幸子さんのとっておきの豆皿つまみ「ねぎ入り卵焼き」のつくり方を紹介します。少量でつくるので、シンプルな材料で調理時間もかからず手軽。家にいながらお店気分を味わえます。

    瀬尾幸子さんのシンプルな“昭和の居酒屋”つまみ

    「お店に入ったらまずはお酒1杯と料理1品を頼み、次は何を食べようかと考えている時間が楽しい」と、外でひとり飲みする時間も大切にしている瀬尾幸子さん。

    酒飲みはちびちび飲んで長い時間楽しみたい。手の込んだものではなく、気のきいたつまみを食べたい、といいます。

    それは家でも同じ。最初に2〜3品ささっとつくれるものを用意。もう1品欲しいなと思ったら、酔っぱらっていてもつくれる、超カンタンつまみの出番です。

    「昭和の居酒屋メニューのように、シンプルな味は飽きないし、疲れません。つまみはメインではなくお酒を飲むためのサブ的な存在なので、気楽に遊べるのがいいところ」

    画像: 瀬尾幸子さんのシンプルな“昭和の居酒屋”つまみ

    だし要らず、ふんわりやわらか
    「ねぎ入り卵焼き」のつくり方

    画像: だし要らず、ふんわりやわらか 「ねぎ入り卵焼き」のつくり方

    だし巻き卵のような味わいなのに、だしは入らず、薄く巻く必要もなし。炒めたねぎがうまみになり、味付けは塩だけで十分おいしい。

    材料(2人分)

    ● 卵2個
    ● 長ねぎ10cm
    ● 塩小さじ1/3
    ● サラダ油小さじ2

    つくり方

     長ねぎは縦4つ割りにしてから、小口切りにする。

     卵は塩、水大さじ1と1/2を加えて溶きほぐす。

     卵焼き器を中火にかけ、温まったらサラダ油を入れ、長ねぎを加えて焦がさないように炒める。

     長ねぎがしんなりしたら卵液を流し入れ、ゆっくり大きくかき混ぜる。半熟より少し手前で折りたたんで片側に寄せる。

     焼き色がついてきたら上下を返し、反対の面も焼く。食べやすい大きさに切って器に盛る。

    memo

    卵液を一度に流し入れ、菜箸をゆっくり動かして半熟の状態をつくります。ほどよく半熟になったら、へらに持ち替え、2回ほどたたんでまとめます。

    画像1: だし要らずの“昭和の横丁風”豆皿つまみ「ねぎ入り卵焼き」のつくり方/料理研究家・瀬尾幸子さん
    画像2: だし要らずの“昭和の横丁風”豆皿つまみ「ねぎ入り卵焼き」のつくり方/料理研究家・瀬尾幸子さん

    瀬尾幸子さんのお気に入りの豆皿

    お気に入りの豆皿を見せてもらいました。器選びの参考にしてみてください。

    画像: 直径12.5cm

    直径12.5cm

    画像3: だし要らずの“昭和の横丁風”豆皿つまみ「ねぎ入り卵焼き」のつくり方/料理研究家・瀬尾幸子さん

    沖縄の器、やちむんの中でも落ち着いた色合いが気に入っています。これにケーキをのせて、紅茶と一緒に出しても。

    本記事は『うちの豆皿つまみ極上レシピ』(主婦と生活社)からの抜粋です

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    『うちの豆皿つまみ極上レシピ』(主婦と生活社)

    『うちの豆皿つまみ極上レシピ』(主婦と生活社)

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    6人の料理人&料理家が提案する、豆皿にのせてちょこちょこつまみたい、極上おつまみの厳選レシピ集
    手のひらサイズの器にちょこんとつまみをのせて、ちびちびつまみながら、お酒をくいっと。“家にいながらお店気分が味わえる”と好評だった「うちの豆皿つまみ」シリーズ・好評第2弾。レシピを提案するのは、人気料理店の店主や今をときめく料理家の先生たち、計6人。体にいい食材を使ったつまみ、やさしい味わいの中華つまみ、とにかく早くつくれるクイックつまみ、ストック食材でつくれる乾物つまみ、おしゃれなフレンチつまみに、昭和の横丁つまみ…各人の個性あふれるつまみが次々登場します。それぞれの方が手持ちの豆皿の中からお気に入りを選び、盛りつけているのもこの本の大きな魅力のひとつ。眺めて楽しく、使って役立つ保存版の1冊です。



    〈撮影/木村 拓(東京料理写真) 取材/広谷綾子〉

    瀬尾幸子(せお・ゆきこ)
    料理研究家。大学卒業後、フードコーディネーターとして経験を積み、独立。料理初心者でもおいしくつくれて、毎日食べても飽きないシンプルな家庭料理が得意。 大のお酒好きで、『おつまみ横丁』(池田書店)をはじめ、おつまみ本も多数出版。 過去に2回、料理レシピ本大賞を受賞。



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