整理収納コンサルタント・本多さおりさんの家で印象的なのは、それぞれの空間の役割やふだんそこで何をするかをよく考えたうえでの空間づくり。「作業のしやすさ」や「出し入れのしやすさ」が徹底されている空間の中から、今回は「ランドリールーム」の工夫とポイントを紹介します。
(『天然生活』2022年8月号掲載)
(『天然生活』2022年8月号掲載)
本多さおりさんの家から学ぶ
ランドリールームの工夫とポイント
洗濯や洗面をするスペースは、通路を兼ねた場所に。
「自然と行き来するので、家事をわざわざではなく、何かのついでにできるようになりました」
パジャマや下着はクローゼットではなく浴室近くに収納。使う場所に置くことで、動きや時間のむだをなくせます。
本多家のランドリールームのポイント
A. ポールは、仮干し場と物干しハンガーの置き場
B. バスマットは昼間にピンチ付きのフックに吊るして干しておく
* * *
ランドリールームの工夫 01
洗濯機そばの鴨居はちょうどいい仮干し場に
洗濯機から取り出した洗濯物は、すぐそばの鴨居にいったん干してから、ベランダへまとめて運ぶ。
「ベランダまで一直線なのですごく楽です」
ランドリールームの工夫 02
ラベリングしてそれぞれを明確に
家族のパジャマや下着などをしまう引き出しには、だれの何が入っているかがすぐわかるよう、ラベルを付けて。
ランドリールームの工夫 03
有孔ボードでつくる、第2の洗面台
洗濯機向かいの壁面につけた有孔ボードにコンタクトレンズや綿棒などを収納。
鏡も取り付けて機能的な空間に。
〈撮影/林 絋輝 取材・文/嶌 陽子 イラスト/德丸ゆう〉
本多さおり(ほんだ・さおり)
生活重視・ラク優先の整理収納コンサルタント。夫と2人の息子との家族4人暮らし。現在はオンラインでの収納相談室を定期的に開催するほか、暮らしをラクにまわす工夫を雑誌や書籍などを通じて提案。著書に『私をあたらしくする51のこと』(大和書房)、『暮らしをそのままの自分に寄せて』(主婦の友社)など多数。
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです