整理収納コンサルタント・本多さおりさんの家で印象的なのは、それぞれの空間の役割やふだんそこで何をするかをよく考えたうえでの空間づくり。「作業のしやすさ」や「出し入れのしやすさ」が徹底されている空間の中から、今回は「クローゼット」の工夫とポイントを紹介します。
(『天然生活』2022年8月号掲載)
(『天然生活』2022年8月号掲載)
本多さおりさんの家から学ぶ
クローゼットの工夫とポイント
家族4人分の衣類をしまっているのはリビングにあるウォークインクローゼット。
「大人も子どもも着替えやすいこの位置にこだわりました」
コンパクトな空間だからこそ、スペースを余すところなく活用。ものが増えすぎないよう、こまめに見直しもしています。
本多家のクローゼットのポイント
A. シワにならないTシャツ類はクルクルっとたたんで吊るしホルダーに
B. いま使わない衣替えした衣類は、箱にしまって棚の上に
C. 重ねてしまえる引き出しにはシーズンオフの衣類をしまっている
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クローゼットの工夫 01
子どもの衣類は低めの場所を確保
入って右側が本多さんと長男の服、左側に夫と次男の服を収納。
子どものTシャツやズボン、靴下などは下の段の低い位置に置き、取りやすいように。
クローゼットの工夫 02
はしごやミラー。壁面をとことん活用
「ウォークインクローゼットの奥の正面は、ものが見やすくさっと近づけるよい場所」
はしごを置いて帽子やバッグをかけたり鏡を置いたりとフル活用。
〈撮影/林 絋輝 取材・文/嶌 陽子 イラスト/德丸ゆう〉
本多さおり(ほんだ・さおり)
生活重視・ラク優先の整理収納コンサルタント。夫と2人の息子との家族4人暮らし。現在はオンラインでの収納相談室を定期的に開催するほか、暮らしをラクにまわす工夫を雑誌や書籍などを通じて提案。著書に『私をあたらしくする51のこと』(大和書房)、『暮らしをそのままの自分に寄せて』(主婦の友社)など多数。
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです