(『50代からのリノベ』(扶桑社)より)
サニタリー
リノベで位置を変更した洗面室は、グレーの洗面台に黒のモザイクタイルでアクセントをつけた。
洗面台はシンプルなデザインにこだわり、収納一体型のスクエアなものを採用。
便器や内装を一新したトイレは、猫用トイレの定位置でもある。
建物形状の関係から便器背面に生まれた三角形のデッドスペースは、上蓋付きの収納を造作して活用。
Data
建物規模:木造軸組工法2階建て
設計期間:2022年3月~11月 工事期間:2023年3月~6月
設計:長久保健二設計事務所 施工:ヤック
Instruments
キッチン/オリジナル
流し台造作カウンター:アイカ工業
シンク:エクレアパーツ
水栓:TOTO
サニタリー/
トイレ:TOTO
浴槽、洗面ボウル、
洗面水栓:サンワカンパニー
浴室水栓:KVK
Material
床:モルタル、桜無垢フローリング、ビニール床タイル、FRP
壁:クロス、タイル、ラワン合板、フレキシブルボード、木毛セメント板、FRP、塗装
天井:ラワン合板、2階床組み現し、木毛セメント板、クロス、ケイカル板
外壁:塗装
設計 長久保健二設計事務所
新築やリノベーションのほか、ゲストハウスの設計なども手掛ける。光や風、景色の心地よさを感じられる設計がモットー。案件に合わせた最適な工務店の紹介も依頼できる。船橋市のショールーム兼オフィスでは無料の住宅相談会も。
千葉県船橋市田喜野井4-29-8-305
https://naga-archi.com/
<撮影/koji yamada 文/hiromi sakamoto>
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リノベーション専門誌『relife+(リライフプラス)』が提案する、50代からの豊かな住まいづくりのヒント
「頭も体も元気なうちにリノベしてよかった」
決めなければならないことが多く、迷い悩んで、調べ考えて、決断して、を繰り返すリノベーションを経験した方の多くが、そう口にします。
体力や気力の衰えを感じるだけでなくいままで好きだったものがそうでもなくなったり、その逆だったり。50代からは心と体の変化に戸惑いを感じ始める時期でもあります。
この先の人生をより豊かに、快適に過ごすための心と体のより所となる住まいづくりのヒントが詰まった1冊です。
物件購入のための費用や時間が不要で、改善したいポイントが明確なため、満足度の高いリノベを実現しやすいのが大きなメリット。魅力的な既存を生かして新旧をうまく馴染ませる工夫や、これからの暮らしへの備えなどもぜひ参考に。
※築年数、工事費、ご家族の年齢は取材時のまま掲載しています