高知県の山のふもとで暮らす服部麻子さんの「エコな台所」を訪ね、楽しんで続けられる「台所のエコな工夫」7つを教えていただきました。環境のためと構えず、自分の心地よい暮らしのために。食まわりでできる小さなエコ、始めてみませんか。
(『天然生活』2022年10月号掲載)
(『天然生活』2022年10月号掲載)
服部さんの台所のエコな工夫06
葉っぱの器で洗いものを減らす
大人数で食事をするときは、庭に植えた芭蕉やターメリックの葉を器代わりに。使い終わったらそのままコンポストに入れて、堆肥化させます。
「葉っぱがとれる6~10月くらいの期間限定ですが、洗いものは減るし、生ごみと一緒に循環できるし、見た目もきれい。この使い方はとても気に入っています」
服部さんの台所のエコな工夫07
太陽の熱でお湯を沸かす
給湯器につなげられる新しいタイプの太陽熱温水器を設置。お風呂だけでなく、炊事や洗濯にも太陽熱のお湯を使います。
「以前はお風呂限定のタイプでしたが、これは温度調節もできて本当に使い勝手がいい。洗濯もお湯を使えば、少ない洗剤で汚れが落ちます。太陽熱を一年中余すことなく利用できて満足しています」
〈撮影/飯貝拓司 取材・文/熊坂麻美〉
服部麻子(はっとり・あさこ)
神奈川県生まれ。カリフォルニア・バークレー、南インド、京都を経て、2014年に高知に移住。初めての家づくりの奮闘を記録した夫婦共著の『サステイナブルに家を建てる』(アノニマ・スタジオ)が発売中。ブログ「食手帖 高知の山のふもとより」
インスタグラム:@asterope_tea