寝室ではパジャマを、キッチンでは食材やいつもの湯飲みを。ひとかごごとに日常の時間をしまう。それが、かご収納のお楽しみです。今回は、「Quintessence」の津田晴美さんに、台所のかご使いについて伺いました。
(『天然生活』2021年10月号掲載)
(『天然生活』2021年10月号掲載)
津田さんの空間ごとのかご使い
台所
よく使うスパイス、よく飲むお茶。「わが家のかたち」にかごを寄り添わせて
「わが家の定番料理には欠かせないから」
「タオルはまとめて洗えた方が楽だから」
津田さんのかご使いには、必ず理由があります。
小さな工夫を足し算する……、それが生活を楽しむということ。
使う場面に合わせたかごが、暮らしを手助けしてくれます。
その都度使う台ふきは、かごにスタンバイ
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雑貨屋で出合った四角いかごは、ふたつ重ねてコーナーに。
上のかごには「イケア」のタオルを数枚セット。
使ったら別々にし、下のかごの中へ。
使い終えて汚れたタオルはまとめて洗濯。
いつも使う食材を窓辺に並べる
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中華やアジア、イタリアンなどの料理に欠かせないにんにく、しょうが、赤とうがらしは平たい竹かごに。
カラッと乾かしながら保存できる。
お茶の時間をかごに閉じ込めて
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なんとこちら、豆腐が入っていたという竹かご。
京都で買い求めた、鳥獣戯画の湯飲み類がちょうど収まった。
ふた付きなのでキッチンのコーナーに置いたままでも、このまま食卓に運んでもかわいい。
<撮影/亀山ののこ 構成・文/一田憲子>
津田晴美(つだ・はるみ)
インテリアスタイリストを経て「PEN PLUS INC.」設立。2013年に熊本に移住。現在はショールーム「Quintessence」の運営とデザインおよびプランニングを手掛ける。
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです