• 料理応援家の本多理恵子さんは50代。子どもも大きくなり、ひとりの時間も増えたといいます。ひとり時間は自分だけの時間。自分を甘やかしながら、うまく手を抜き、息を抜き、無理なく、ちょうどよくでいきましょう。心と体が元気でいるための、食や暮らしにまつわるエッセイ。今回は、意外なおいしさ「ナンプラーピーマン」|のお話。

    クセの強さがやわらぐ組み合わせ

    ナンプラーもピーマンもちょっと苦手という方は多いかもしれません。

    たしかにナンプラーの独特の香りやピーマンの苦みは好みがわかれるところです。

    そんなクセの強いふたつを組み合わせるレシピのご紹介ですが、意外にもそれぞれの良いところが出て食べやすくなります。

    ちなみにピーマンはワタと種を取り除き、繊維に沿って縦長に切ると苦み成分を感じづらくなるので参考まで。

    画像: クセの強さがやわらぐ組み合わせ

    また、具材に加えたさつま揚げは甘くプリプリした食感も楽しく、全体を美味しくまとめてくれます。

    炒めはじめたら手際よく最後まで火力を弱めず中火で炒めてください。

    目安はピーマンのシャキシャキした食感が残る程度、そしてナンプラーを加えたら香りを飛ばすように短時間で仕上げます。

    加熱することで気になるナンプラーの香りはほどよく飛び、うま味が残ります。

    また、さっと炒めたつやつやのピーマンからは甘さが出てきます。

    画像: ピーマンの緑がさわやか

    ピーマンの緑がさわやか

    ただし、ナンプラーはしょうゆよりも塩味を強く感じるので、少量ずつ様子を見ながら加えてください。

    買ったけど使い道がわからなくて余りがちなナンプラーと、苦手な人も多いピーマンが合わさると、不思議と食べやすくなるのでぜひ挑戦してみてください。

    ナンプラーピーマンのつくり方

    画像: ナンプラーピーマンのつくり方

    材料(2人分)

    画像: 材料(2人分)
    ●ピーマン(ワタと種をとって縦長に細切り)3個分
    ●さつまあげ(1cmくらいの厚さに切る)2枚分
    ●ナンプラー小さじ2
    ●サラダ油小さじ2

    つくり方

     フライパンに油を中火で熱し、ピーマンとさつまあげを軽く炒める。

     ピーマンの色が鮮やかになったら、ナンプラーを少量ずつ加えて味をととのえる。

    画像: つくり方


    本多理恵子(ほんだ・りえこ)
    料理応援家。1冊目の著書『料理が苦痛だ』(自由国民社)で2018年料理本大賞エッセイ部門を受賞。鎌倉のアトリエで「見るだけ料理教室」を主宰し、全国から累計13000人以上が参加する人気料理教室に(現在は場所が移転)。「ときには料理をやめていい」「面倒なことはしない」と、料理をメンタル面からサポートする考え方が人気を集め、各種メディアにも多く出演。著書に『ようこそ「料理が苦痛」な人の料理教室へ 』(KADOKAWA)、『おもてなしが疲れる: いつもの料理で人を招く』(平凡社)、『めんどくさいがなくなる「明日ラク」レシピ!』(清流出版)、『ごはんづくりの絶望に寄り添うレシピ』(エムディエヌコーポレーション)、『50歳からのひとりごはん』(集英社)などがある。
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