災害時、水がなくても“肌”と“体”を快適に保つために
災害が起きてすぐの危機は脱したものの、ライフラインが復旧するまでには時間がかかることがあります。
入浴や洗顔、衣類の洗濯などがむずかしいときは、スキンケアや下着に工夫を凝らして快適に過ごしましょう。
たとえば、汗拭きシートは大判のものなら顔も含めて全身を拭けますし、ドライシャンプーやボディスプレーは肌がすっきりするだけでなく、好みの香りを選べば気分がほぐれます。
下着を洗えないときは、生理用品を活用すれば清潔を保つことができそうです。
複数の機能を持つアイテムも重宝します。一品で化粧水やクリームなどの役目を果たすオールインワンスキンケアや、ほおや唇などいろいろなところに使用できるワセリン、カップつきインナーもあると安心。
これらは特別なときのために備えておくのではなく、ふだんから使い慣れておきたいもの。
より使いごこちがよさそうなものを見つけたら、試してアップデートするように心がけています。
ふだんの生活で使ってみる
ドライシャンプーは、災害時だけでなく暑い季節やジムに行くときなどにも便利。
いつものスキンケアといっしょに、洗面台の棚の上段に収納。必要なとき、探さずサッと手にとれる。
オールインワンのスキンケアは、忙しくてケアに時間をかけられない日にも重宝。
Misaさんおすすめ、ふだんも災害時にも役立つグッズ
オールインワンのスキンケア
カルテHD モイスチュア インストール 20g［医薬部外品］／コーセー マルホ ファーマ
化粧水、美容液、乳液、クリームの働きを兼ね備えたゲル。うるおいが続き、みずみずしい感触で使いやすい。写真はミニボトル。
ドライシャンプー
頭皮の汚れやにおいをすっきりケアするだけでなく、スタイリングを復活させる効果もあるドライシャンプー。無香料タイプ（写真）のほか、香りつきのタイプもある。
※紹介グッズはパッケージ変更の可能性あり
本記事は『安心して在宅避難するためのおうち防災アイデア』（オレンジページ）からの抜粋です
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災害時でもふだんに近い暮らしをするための備えを
整理収納アドバイザーと防災士の資格を取得し、「暮らしになじむ備えの発信」をしているMisaさん（インスタグラムのフォロワー15万人）。この本では、「災害時でもふだんとあまり変わらない暮らしをするための準備」をするために、日々Misaさんが実践していることを、あますところなくご紹介。自宅に備えたい暮らしになじむ「備え」のモノ選びから、日常的に食べ続けたい「備えの食」、在宅避難のために安全に過ごせる部屋づくり、防災意識を高めるためにやっておきたいワークシートまでついた充実の1冊。素敵なインテリアを諦めることなく、安全なわが家づくりに一役買うこと間違いなしです。
〈撮影／安倍まゆみ〉
Misa（みさ）
整理収納アドバイザー、防災士。夫と中1、小5の息子、犬1匹と暮らす。大阪府北部地震をきっかけに防災に目覚める。暮らしになじむ備えの情報を発信中。著書に『おしゃれ防災アイデア帖』（山と溪谷社）ほか。
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