• 料理応援家の本多理恵子さんは50代。子どもも大きくなり、ひとりの時間も増えたといいます。ひとり時間は自分だけの時間。自分を甘やかしながら、うまく手を抜き、息を抜き、無理なく、ちょうどよくでいきましょう。心と体が元気でいるための、食や暮らしにまつわるエッセイ。今回は、牛乳でつくる「杏仁プリン」のお話。

    安く手軽にできる、自家製杏仁プリン

    スーパーで買い物をしている時、ついつい自分へのご褒美でプリンやヨーグルトを買ってしまうことがあります。

    寒い冬でも、暖かい家の中で冷たいデザートが食べたくなるのです。

    そんな時、身近な食材を使って自分でつくれれば市販のものを買わなくて済みます。

    さらに、砂糖の量を減らしてちょっとだけ罪悪感を薄めることも、逆にトッピングに凝って贅沢気分を味わうこともできるのです。

    また、ゼラチンで固めるだけで出来上がる失敗知らずのレシピは、おもてなしのデザートとしても多用しています。

    アーモンドエッセンスで杏仁豆腐の風味に

    つくり方は至って簡単。

    牛乳に砂糖とアーモンドエッセンスを加えてゼラチンで固めるだけ

    わざわざ杏仁豆腐専用の材料を使わなくても、牛乳にアーモンドエッセンスを数滴加えると杏仁豆腐の風味になるのです。

    固まったプリンはそのままでもシンプルで美味しいのですが、余っているジャムやフルーツを乗せると可愛らしく仕上がります。

    もしフルーツの缶詰があればシロップごとかけていただくのもおすすめです。

    アーモンドエッセンスの使い道は、デザートづくり以外にもあります。

    冷たい牛乳や温かいコーヒーに少し落とすだけで、カフェ気分が味わえる飲み物になるのでぜひお試しください。

    杏仁プリンのつくり方

    画像: 杏仁プリンのつくり方

    材料(カップ4個分)

    画像: 材料(カップ4個分)
    ●粉ゼラチン5g
    ●水大さじ2
    ●牛乳350mL
    ●砂糖大さじ2
    ●アーモンドエッセンス数滴
    ●トッピング(ジャムやフルーツなど)適宜

    つくり方

     水に粉ゼラチンを入れてよく混ぜてふやかしておく(常温で2分程度)。

    画像1: つくり方

     鍋に牛乳と砂糖を入れて溶かしながら中火で加熱する。

     の牛乳のまわりがふつふつしてきたら火を止めて、を加え、アーモンドエッセンスを数滴落としてかき混ぜる。

    画像: ふやかした粉ゼラチンを加える

    ふやかした粉ゼラチンを加える

    画像: アーモンドエッセンスを加える。アーモンドエッセンスは製菓材料として販売されている

    アーモンドエッセンスを加える。アーモンドエッセンスは製菓材料として販売されている

     粗熱が取れたらカップに移して、冷蔵庫で3時間ほど冷やす。

     固まったら上にジャムやフルーツをのせる。

    画像2: つくり方


    本多理恵子(ほんだ・りえこ)
    料理応援家。1冊目の著書『料理が苦痛だ』(自由国民社)で2018年料理本大賞エッセイ部門を受賞。鎌倉のアトリエで「見るだけ料理教室」を主宰し、全国から累計13000人以上が参加する人気料理教室に(現在は場所が移転)。「ときには料理をやめていい」「面倒なことはしない」と、料理をメンタル面からサポートする考え方が人気を集め、各種メディアにも多く出演。著書に『ようこそ「料理が苦痛」な人の料理教室へ 』(KADOKAWA)、『おもてなしが疲れる: いつもの料理で人を招く』(平凡社)、『めんどくさいがなくなる「明日ラク」レシピ!』(清流出版)、『ごはんづくりの絶望に寄り添うレシピ』(エムディエヌコーポレーション)、『50歳からのひとりごはん』(集英社)などがある。
    インスタグラム:@cafe.rietta
    ボイシー:@cafe.rietta
    https://ameblo.jp/caferietta/

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