• 体調をくずしやすい季節。体にやさしい自然なお手当てで元気を取り戻しましょう。今回は、編集者で食養料理教室講師の吉度ちはるさんに、「三年番茶」を使ったお手当てを教わります。
    (『天然生活』2022年9月号掲載)

    【三年番茶】

    画像: 【三年番茶】

    3年以上育てたお茶の木からとった葉と茎を焙煎した三年番茶。

    カフェインはほんの少ししか含まれず、体を温めてくれるので、マクロビオティックでは夏季以外の日常的な飲み物としてよく飲まれています。

    子どもには薄めて飲ませます。

    三年番茶の沸かし方

    材料

    ● 三年番茶(茶葉)大さじ2
    ● 水2L

    つくり方

     土瓶または土鍋に水と茶葉を入れて中火にかける。沸騰したら弱火にして20分煮出す。

     茶こしでこして、ポットに移す。

    疲れたとき、冷房病に
    しょうゆ番茶

    還元力のある三年番茶にしょうゆをプラスして血行促進。

    材料(1回分)

    ● 三年番茶2/3〜1カップ
    ● しょうゆ小さじ1と1/2

    手順

     カップにしょうゆを入れ、沸かした三年番茶を注ぐ。ポットに入れていたお茶を使うときは沸かし直す。

     1日1〜2回、疲れたときに飲む。2回目は、時間をあけて飲むようにする。

    鼻水、風邪予防に
    塩番茶の鼻洗い

    抗ウイルス効果が期待できる三年番茶に塩を加えて。

    材料(1回分)

    ● 三年番茶適量(症状に応じて数カップ)
    ● 塩お茶の1%(番茶1カップに対して小さじ2/5)

    お手当て法

     鍋に三年番茶と塩を入れ、軽く沸騰させる。

     少し冷ましてコップに入れ、片方の鼻の穴から吸い上げ、口から吐き出す(鼻から出すのでも可)。粘液が出てこなくなるまでやる。

    画像: 三年番茶を体液に近い1%の塩分濃度にして、鼻のヌルヌルした粘液を洗い流す

    三年番茶を体液に近い1%の塩分濃度にして、鼻のヌルヌルした粘液を洗い流す

     もう片方も同様に洗う。

    ※コップが難しい場合は、洗面器で。片方の鼻を指で押さえて顔をつけ、吸い上げる。あまり強く吸い上げないように注意する。

    * * *

    『心と体が若返る小さな習慣』(扶桑社・刊)

    画像: 「三年番茶」を使って“自然”のお手当て。疲れや風邪予防に/食養料理教室講師・吉度ちはるさん

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    <監修/吉度ちはる 取材・文/工藤千秋 イラスト/はまだなぎさ>

    吉度ちはる(よしど・ちはる)
    オーガニック系書籍編集者。食養料理教室講師。長男の重症アレルギーを機に出版社を退職し、玄米菜食に出合う。3人の息子をマクロビオティックの食事で育て、発熱ややけど、けがなども自然のお手当て法で治癒させてきた経験をもつ。編著に『カラダにやさしい自然の手当て法』(パルコ出版)ほか多数。

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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