(『天然生活』2025年4月号掲載)
つくる時間も、つくった後も、ほんわかあたたかな気持ちに

今回、刺しゅうを教えてくれるのは、「baobabfactory」主宰の手芸作家・庄司裕子さん。お気に入りの写真を用意して、図案を起こします。
モデルとなったのは、雑誌『天然生活』編集長の愛猫・くうちゃん。
「愛するペットを刺しゅうできたら、楽しいでしょう? 今回は、雑誌の企画を検討するにあたり、うちの子を庄司裕子さんに刺しゅうしていただきました。出来上がった作品が届いたときは、本当にそっくりでとても感動しました。リビングの一番いいところに額に入れて飾り、見るたびに幸せな気持ちになっています」
やり方を覚えたいまは、バッグにくうちゃんの姿を刺しゅうしたいと計画中。
手軽にできる方法なので、ぜひみなさんも挑戦してみてくださいね。

あまえん坊のくうちゃんは、毎日べたべた。いつもそばにすり寄ってきます。
自宅で作業をしていると、「私にかまって」とすぐさまアピール開始。愛らしい姿にいつも負けてしまいます。
そんなくうちゃんをモデルに、庄司さんにつくってもらった作品は、あえてガラスをつけずに額装を。くうちゃんの毛並みもリアルに刺しゅうされているので、触って感触も楽しんでいます。
(『天然生活』編集長 八幡眞梨子)
お気にいりの1枚を用意して
世界でたったひとつの作品づくり
つくり方
STEP① ペットなどの写真をプリントアウトして、輪郭を油性ペンで描く。

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STEP② ①に透明シートをのせ、油性ペンで輪郭を写す。

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STEP③ 布、チャコペーパー、②の順番にのせてトレーサーで転写する。薄ければチャコペンなどでなぞる。

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STEP④ 木製刺しゅう枠を取りつける。

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STEP⑤ 刺しゅう糸は2本取りまたは3本取りをお好みで。鼻のアウトラインや目などのパーツを先に刺しゅうするとやりやすい。

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STEP⑥ 毛の流れをよく観察しながら毛並みと同じ方向にロングアンドショートステッチで埋めるように刺しゅうする。

▼「刺しゅう」を楽しむ暮らしの記事一覧
<作品デザイン・制作・イラスト/庄司裕子 撮影/山川修一 スタイリング/前田かおり 取材・文(つくり方)/飯作紫乃>
庄司裕子(しょうじ・ひろこ)
手芸作家。baobabfactory主宰。「日々の生活がより楽しくなるようなものづくり」をモットーに活動。カスタムオーダーできるトートバッグや九谷焼の食器等をbaobab factoryのwebshopで販売。3匹の保護猫と暮らす。
http://baobabtote.com/
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです

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