コツがわかれば、お弁当はもっと美しくなる

「お弁当の詰め方がいつもワンパターンになってしまう」、「もっと見栄えのよいお弁当がつくれたら……」そんなお悩みはありませんか?
朝早く出勤する夫のために、前の日の夜にお弁当をつくっているHanacoさん(hanaco_obento_)。
その美しいお弁当が評判となり、インスタグラムのフォロワーは25万人以上に。
「お弁当の詰め方はセンスがなくても、コツさえつかめば大丈夫」、とHanacoさん。
本記事では、Hanacoさんが日々のお弁当づくりのなかでたどり着いた、お弁当を美しく詰めるコツをご紹介します。
実際に真似してみることで、いつものお弁当がグンと見違えるはずです。
美しいお弁当の詰め方、7つのルール
下のふたつのお弁当は、入っているおかずは同じで、お弁当箱と詰め方だけを変えたもの。
左のお弁当は、一見普通だけど少し地味な印象。カラフルなおかずのカップも少し子どもっぽい印象に……。
笹の葉や野菜で仕切りをつくったり、余白をなくす盛り付けの工夫をしたり。また、切り方で変化を付けたりすると、見違えるほどお弁当が美しくなります。

1 お弁当箱のサイズを見直してみる

詰め方の最大のポイントは白いごはんが見える面積を減らすこと。やや小さいサイズのお弁当箱の方が同じおかずの量でも、隙間なく詰められます。
2 笹や野菜を使って仕切る

おかずとおかずの間に余白や空間があるとお弁当が寂しくなるので、立体感の出せる笹や、フリルがかわいいレタスなどを使うと少し賑やかに。
3 メインおかずは大胆に配置

カットしてしまいがちなおかずも、ごはんの上にドーンと大胆に配置することでメリハリのあるお弁当に変身。ホイル焼きなどをそのままのせるのもおすすめ!
4 平たいものは立てかける

平たいおかずは他のおかずや、クッションになる野菜、ごはんを使ってとにかく立てかけます! 立体感を出してのっぺりさせない工夫を!
5 細長いものは長さを活かす

3と同様に、すべてを同じサイズ、大きさでカットしてしまうとのっぺりとした印象になるので、長いものは大胆に置いてメリハリを。
6 卵焼きは切り方、焼き方で見違える

卵焼きはお弁当の定番でマンネリ化しやすいので、いつもと切り方を変える、焼き方を楕円からまん丸にするなどして変化をつけるのがおすすめ。
7 漬物は花のように盛る

ラディッシュの塩もみ、大根の塩もみなど、薄く切って塩もみした漬物は、花びらのようにして隙間を埋めると一気におしゃれに!
Hanacoさんに教わる、美しいお弁当の詰め方のコツ
お弁当箱は“少し小さめ”を選んで、ごはんが見える面積を減らす

お弁当をおしゃれに詰めるコツは、お弁当箱のサイズを間違えないこと。
“少し小さめ”を選んで、ごはんが見える面積を減らすのがポイントです。
おかずとごはんの高さをそろえて、ふちまで詰めるとおしゃれに。
メインおかずは野菜で仕切り、サブおかずはカップをしのばせる

メインのおかずは、レタスなどの野菜で仕切ると華やかな見た目に。
副菜用のおかずカップは、茶色や透明のカップ、またはワックスペーパーを使うのがおすすめ。
お弁当箱になじむ小さめのものを使い、カップのふちを見せないように盛りつけましょう。

ワックスペーパーや笹を丸めるだけでもかわいいおかずカップに
大きなメインおかずを大胆に配置する

「おかずとごはんを1:1で盛っていたときには思いつかなかったのですが、思い切ってのせてみ
たらケータリングのようなおしゃれな見栄えに!」とHanacoさん。
ごはんに段差をつけて、おかずが沈まないように底上げするのがポイントです。
動画でお弁当の詰め方をチェック!
Hanacoさんのアイデアがたくさん詰まった、美しいお弁当。
インスタグラムで動画でも紹介されているので、ぜひご覧くださいね!
〈撮影/原 幹和 スタイリング/浜田恵子〉
※ 本記事は『寝る前につくる美しいお弁当』(KADOKAWA)からの抜粋です。
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Hanaco(はなこ)
千葉県に生まれ、4世代同居の大家族で育つ。幼少期から母をマネてキッチンに立つのが大好きだったお料理ラバー。朝早く出発する夫のために、毎日寝る前にお弁当をつくっていて、その様子をInstagramで発信中。意識しているのは「彩り豊かで心が躍るお弁当」をつくること。
Instagram:@hanaco_obento_

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