料理応援家の本多理恵子さんは50代。子どもも大きくなり、ひとりの時間も増えたといいます。ひとり時間は自分だけの時間。自分を甘やかしながら、うまく手を抜き、息を抜き、無理なく、ちょうどよくでいきましょう。心と体が元気でいるための、食や暮らしにまつわるエッセイ。今回は、調味料ふたつで簡単「大根の皮ときゅうりの味噌マヨネーズ和え」のお話。
大根の「皮」をおいしい副菜に
大根や白菜など、丸ごと1個買った大物野菜は、できれば残すことなく使いきりたいと思います。
そこで今回は大根の皮をメインにした副菜のご紹介です。
煮物やサラダに使う大根は、皮はむいてから調理することの方が多いと思います。
むいた皮はきんぴらや味噌汁の具に使えますが、私は面倒くさくて捨ててしまうこともあります。
しかし野菜高騰の昨今、そんなもったいないことはできません。
そんな時はとりあえず細切りにして塩をまぶしておきましょう。
しばらく置いて水けをしぼったあとは、きゅうりと一緒にマヨネーズと味噌を混ぜるだけで副菜が1品完成します。
皮は食感を味わいたいので、ピーラーではなく包丁でちょっと厚めにむくのがおすすめです。
味付けは調味料ふたつのみ
味付けはマヨネーズに味噌だけなので簡単。
配合は「味噌よりマヨネーズがちょっと多め」と覚えます。
たったこれだけなのに塩加減も丁度良く、コクとまろやかさが加わり箸が止まらなくなってしまいます。
ちょっとした箸休めが欲しい時、あと一品に困った時にぜひどうぞ。
大根の皮ときゅうりの味噌和えのつくり方

材料(2人分)

●大根の皮(厚めにむき、細切りにする) | 1/2本分 |
●きゅうり(細切りにする) | 1本 |
●塩 | 小さじ1/2 |
●マヨネーズ | 大さじ1と1/2 |
●味噌 | 大さじ1 |

大根の皮ときゅうりは細切りにする
つくり方
1 細切りに切った大根の皮は塩をまぶし、常温で15分くらいおいてから水けをしぼる。
2 ボウルに1の大根の皮、きゅうり、マヨネーズ、味噌を入れて混ぜる。

本多理恵子(ほんだ・りえこ)
料理応援家。1冊目の著書『料理が苦痛だ』(自由国民社)で2018年料理本大賞エッセイ部門を受賞。鎌倉のアトリエで「見るだけ料理教室」を主宰し、全国から累計13000人以上が参加する人気料理教室に(現在は場所が移転)。「ときには料理をやめていい」「面倒なことはしない」と、料理をメンタル面からサポートする考え方が人気を集め、各種メディアにも多く出演。著書に『ようこそ「料理が苦痛」な人の料理教室へ 』(KADOKAWA)、『おもてなしが疲れる: いつもの料理で人を招く』(平凡社)、『めんどくさいがなくなる「明日ラク」レシピ!』(清流出版)、『ごはんづくりの絶望に寄り添うレシピ』(エムディエヌコーポレーション)、『50歳からのひとりごはん』(集英社)などがある。
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