• 60代からの大人旅は、のんびり、ゆっくり、無理をせず。本記事では、子ども3人を育て上げ、リタイアした夫とのふたり旅を楽しむ姿がInstagramで人気の小暮涼子さんの著書『60代 大人旅の愉しみと工夫』(主婦と生活社)より、三重県多気町「ヴィソン」での旅の楽しみ方をご紹介します。

    多くの“気”を育む場所「三重県多気町」の旅

    「もし時間に余裕があったら、行きたいところがあるんだけど」

    そんな会話から始まった「ヴィソン」への寄り道でした。

    三重県多気町にある「ヴィソン」は美食と文化の複合施設で、敷地内にはホテル、美術館、レストランなどがあります。

    なかでも、陶芸家の内田鋼一さんのプロデュースによる器や調理器具をテーマにした展示の博物館「カタチミュージアム」は、ずいぶん前に雑誌で見たときから“いつか行ってみたいリスト”に入っていた場所でした。

    画像: なんとも暖かみのある色合いの土壁が目印

    なんとも暖かみのある色合いの土壁が目印

    旅の目的地は三重県の伊勢神宮ですが、地図を見るとわりと近そうです。

    あまり興味のなさそうな夫に、どんなに素敵なところか力説する私。

    「高速道路を降りてすぐだから寄れるよ」の夫のひと言に思わずガッツポーズしました。

    食がテーマの博物館「カタチミュージアム」へ

    そして当日、伊勢自動車道・多気ヴィソンのインターチェンジを降り、直結(これが凄いですね) の「ヴィソン」に無事到着。

    ホッとしたのもつかの間、その日は日曜で入口近くの駐車場はいっぱい。

    旗をふる駐車場の係の方に上へ上へと誘導され、やっと駐車できたのは小高い山の上の駐車場です。

    画像: 広大な敷地の面積は、なんと東京ドーム24個分

    広大な敷地の面積は、なんと東京ドーム24個分

    あとになって分かったのですが「ヴィソン」の広大な敷地の中央には屋外型のエスカレーターがあり、山の上の駐車場からスルスルと昇り降りできるのです。

    でもまだ私たちはその存在に気づいていません。

    憮然とする夫にヒヤヒヤの私。

    目の前に無料の電気バスがやってきて「カタチミュージアム」の近くまで行けるとわかったときは本当にホッとしたものです。

    そんなふうにして着いた「カタチミュージアム」は、外壁の色や素材感、入口の佇まいも期待していた以上の雰囲気。

    もちろん展示物も素晴らしく、古いものへの愛情にあふれていて。

    ヤカンがぷかぷか浮かぶディスプレイには思わず頬がゆるみました。

    画像: 日々の暮らしで使い込まれたヤカンたち

    日々の暮らしで使い込まれたヤカンたち

    博物館を堪能したあとは、おやつの時間です。

    風が通り抜けるテラスで食べた、かき氷のおいしさと言ったら!

    外のテーブルで行き交う人たちに「うわ、美味しそう!」なんて言われながら食べるのもお祭りの縁日のようで楽しかったです。

    画像: 「菓子舗井村屋」の抹茶あずきのかき氷

    「菓子舗井村屋」の抹茶あずきのかき氷

    ※ 本記事は『60代 大人旅の愉しみと工夫』(主婦と生活社)からの抜粋です。

    『60代 大人旅の愉しみと工夫』(小暮涼子・著/主婦と生活社・刊)

    画像: 60代からの“のんびり大人旅”のススメ。三重県多気町「ヴィソン」でアートと美食を堪能/小暮涼子さん

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    子育てが落ち着き、リタイアした夫との夫婦ふたりののんびり旅を楽しむ著者による、旅の小さな愉しみと工夫を紹介。

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    【CONTENTS】
    ● 60代にちょうどいい2泊3日の国内旅行
    ● 思い立ったらふらり、日帰り旅
    ● さらに気軽なお散歩旅
    ● 旅の途中で見つけた素敵なもの
    ● 旅にまつわるエトセトラ


    小暮涼子(こぐれ・りょうこ)
    子ども3人を育て上げ、リタイアした夫とふたり暮らし。雑貨や道具、おしゃれが好き。Webマガジンでのコラム連載をまとめた初の著書『60代 大人暮らしの衣食住』が好評発売中。なにげない日常をつづったインスタグラム@ryoko_koguも人気。



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