(『天然生活』2024年5月号掲載)
平日午前中の楽しみは、趣味のサーフィン
6年ほど前に東京から神奈川・葉山に移り住んだグラフィックデザイナーの後藤美奈子さん。海のかたわらで暮らすうち、いつかはサーフィンをやってみたいという思いに駆られたと話します。

撮影時は2月初旬。レッスンは1時間半ほどで、さぞ寒いのではと思い後藤さんに聞くと「ずっと動いているからか寒さはそれほど感じないんです。冬はとくに透明度が高く、波の状態もいいそうですよ」
「2年半ほど前、アウトドアフィットネスクラブに入会しました。はじめはパドリング(サーフボードに腹ばいに乗り、漕ぐこと)さえろくにできずレッスン後はヘトヘトでしたが、ボードの上にもだんだん立てるようになってきて。海に出るだけで気分がいいんです」
波の条件がよい午前中に、3~5人のグループレッスンを受けている後藤さん。波を見極め、タイミングを計ってサーフボードに立つ姿は、とても生き生きしていて、何より楽しそうな笑顔が印象的。

海はフィットネスクラブから歩いて2~3分。ロングボードを運びながら歩く姿もかわいらしい
「サーフィンをするようになってから、以前にも増して海のそばでの生活を楽しんでいます。夢は還暦のお祝いにハワイでサーフィンをすることです」

この日のレッスン参加者は先生を含めて4人
後藤美奈子さんの「朝時間のお供」

サーフィンをしない日も海辺に散歩へ行くのが日課。お供はラジオや音楽を聴くスマホと水筒、チョコレート。
〈撮影/山川修一 取材・文/結城 歩〉
後藤美奈子(ごとう・みなこ)
グラフィックデザイナー。手芸や料理など暮らしまわりの書籍のデザインを手掛ける。インスタグラムは@mnkgoto。後藤さんが通っているアウトドアフィットネスクラブ「BEACH 葉山」はサーフィンのほか、ダイビングや素潜り、ヨガ、ウォーキングなどのクラスもあり、カフェも併設している。詳しくはhttps://beach-hayama.com/
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです