離れて暮らす家族となかなか会えない……。そんなときこそ、料理をつくって届けてみませんか。実家に料理を届け始めて20年以上の大先輩、料理研究家の“グー先生”こと林 幸子さんに、無理なく、気負わず続けるために大切にしている3つのことを聞きました。
(『天然生活』2021年7月号掲載)
(『天然生活』2021年7月号掲載)
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです
つくりおきと一緒に“気持ち”も届けて
離れて暮らす高齢者の家族がいる方は、健康面や食事など、心配ごとも多いのではないでしょうか。
「感染症が心配で、高齢の親の様子を頻繁に見にいけない」
「ひとり暮らしの親が何を食べているのかわからない」
そんな悩みも聞こえてきます。
加齢による体力や気力の低下スピードには個人差があり、人それぞれ。でも直接会えないと、小さな変化を見落としそうで不安です。
とくに食事がきちんととれているかは、気にかけたいところ。
そこで、取り入れたいのが、つくりおきの料理を届けること。
遠方へもクール宅配便などを活用すれば送ることができます。

〈撮影/有賀 傑 取材・文/河合知子〉

林 幸子(はやし・ゆきこ)
料理研究家。東京・表参道の料理教室「アトリエ・グー」主宰。“グー先生”の愛称で雑誌、TVで活躍中。著書は『親に作って届けたい、つくりおき』(大和書房)など多数。