気分優先で、着ると気分が上がるアイテムを
伊藤まさこさんの“ありが10ふく”
1 ヒールの高い靴
まさこさんが手にしているのは、20年ほど前に初めて買った「クリスチャン ルブタン」の靴。
購入場所からちょうどいいヒールの高さ、値段まで、靴談議に花が咲く。

まさこさんが着ているのはお気に入りのブランド「サキ」のワンピース。
私が着ているのは、「ティヤマイ パリ」のブラウスに、「ミナ ペルホネン」のボトム。
伊藤まさこさん(以下、伊藤)
コーディネートは靴から決めるほど私にとって靴は重要
とくに華奢なヒールが好きで横からの姿が本当に美しいの
菊池亜希子さん(以下、菊池)
かわいくてテンションが上がります
2 「スローン」のカーディガン
シルク100%で肌触りのよいカーディガン。

伊藤
1枚着るだけできちんと見えるところが好きです
仕事に私服にと制服のように着まわしています
菊池
リブの服って気持ちいいですよね。私も欲しいです!
3 カラフルなリング
ここ5年くらいで着け始めた指輪。
一生縁はないだろうと思っていたけれど手元がさびしくて着けるように。

菊池
実際、着けてみてどうですか?
伊藤
色のある指輪は若々しい手よりも年を重ねた手のほうが似合うなと思います
本記事は、『菊池亜希子の ありが10(とう)ふく、みせて!』(扶桑社)|菊池 亜希子(著)からの抜粋です。
* * *
菊池亜希子が豪華ゲストを招き、ゲストの私物をもとに、おしゃれについて熱くおしゃべり。読めばおしゃれしたくなるはず!
『天然生活』で連載中の、モデル・俳優の菊池亜希子さんによる人気連載『ありが10(とう)ふく、みせて!』を書籍化しました。菊池さんがいま会いたいゲスト15人をお迎えし、ゲストが「側にいてくれてありがとう」と思う私物、10アイテムについて、根ほり葉ほり取材しています。放課後に、友達とおしゃべりしているようなリラックスした雰囲気で、ゲストの本音を引き出していく菊池さん。見えてきたのは、ひとりひとり異なる、ものとのつきあい方、おしゃれに対する考え方や、大事にされている軸でした。年齢を重ねるごとに、「何を着たらいいのか分からない」「おしゃれが昔ほど楽しくない」と、おしゃれ心が乾きがちの私たち。でも、この本を読めば、気軽におしゃれを楽しんでみようという気持ちになるはずです。中島基文さんによる、愉快なデザインも見所です。
<撮影/千葉亜津子、星 亘 ヘア・メイク/西ヒロコ(omotesando atelier)>
伊藤まさこ(いとう・まさこ)
料理や雑貨など、暮らしをベースにしたスタイリストとして活躍。著書に『する、しない。』(PHP研究所)など多数。自身がプロデュースするオンラインショップ「ウィークスデイズ」を「ほぼ日」と一緒に運営。
著者・菊池亜希子(きくち・あきこ)
1982年生まれ。岐阜県出身。モデル・俳優・エッセイやイラストなど幅広く活躍中。近著は『へそまがりな私の、ぐるぐるめぐる日常。』(宝島社)。毎週土曜日、インターエフエムのラジオ番組『スープのじかん。』のパーソナリティーを務める。インスタグラム:@kikuchiakiko_official