買い物は3秒で即決。失敗したら譲って忘れます
▼前回までのお話▼
伊藤まさこさんの“ありが10ふく”
菊池亜希子さん（以下、菊池） まさこさんが「ほぼ日」内でプロデュースするお店「ウィークスデイズ」には、欲しいものがたくさん！ まさこさんのおしゃれにまつわるもの選びの基準が、とても気になっていました。
伊藤まさこさん（以下、伊藤） 本当！？ 「ウィークスデイズ」では、純粋に私が欲しいものを選んでいるので、そういってもらえてうれしい〜。
菊池 お持ちいただいたアイテムもどれも素敵でうっとり。とくにヒールの靴、いいですね。ヒールを履くと私はノッポになりすぎてしまうので（苦笑）持っていないのですが、見ているとトキメキます。昔からお好きなんですか？
伊藤 好き！ なんかかわいいなと。玄関にちょこんと置いてあるだけでもかわいいし。履いていて気分が上がる靴が、ヒールなんだよね。
菊池 疲れないですか？
伊藤 大丈夫。ヒールのときは10mくらいしか歩かないから。
菊池 10mだけ！？
伊藤 そう。ヒールを履くのはいつも仕事が終わってから。着替えてヒールを履いて、すぐタクシーに乗って出かけるから、あまり歩かないの。オンオフの切り替えにもなっています。
菊池 憧れるう〜。小さなバッグもものすごくたくさん持っているんですね。
伊藤 ぜーんぜん入らないんだけど、小さいのが好きで。スタイリストの仕事でいつも大きなバッグを持っているから、その反動かも。ヒールと同じく、バッグも替えてから出かけるから、これくらいの大きさで十分なんだよね。
仕事以外の持ち物が異様に少ないの（伊藤）、私は鍵だけでも数種類持ち歩くのだけど鍵すら入らなそう（菊池）
本記事は、『菊池亜希子のありが10（とう）ふく、みせて！』（扶桑社）｜菊池 亜希子（著）からの抜粋です。
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菊池亜希子が豪華ゲストを招き、ゲストの私物をもとに、おしゃれについて熱くおしゃべり。読めばおしゃれしたくなるはず！
『天然生活』で連載中の、モデル・俳優の菊池亜希子さんによる人気連載『ありが10（とう）ふく、みせて！』を書籍化しました。菊池さんがいま会いたいゲスト15人をお迎えし、ゲストが「側にいてくれてありがとう」と思う私物、10アイテムについて、根ほり葉ほり取材しています。放課後に、友達とおしゃべりしているようなリラックスした雰囲気で、ゲストの本音を引き出していく菊池さん。見えてきたのは、ひとりひとり異なる、ものとのつきあい方、おしゃれに対する考え方や、大事にされている軸でした。年齢を重ねるごとに、「何を着たらいいのか分からない」「おしゃれが昔ほど楽しくない」と、おしゃれ心が乾きがちの私たち。でも、この本を読めば、気軽におしゃれを楽しんでみようという気持ちになるはずです。中島基文さんによる、愉快なデザインも見所です。
＜撮影／千葉亜津子、星 亘 ヘア・メイク／西ヒロコ（omotesando atelier）＞
伊藤まさこ（いとう・まさこ）
料理や雑貨など、暮らしをベースにしたスタイリストとして活躍。著書に『する、しない。』（PHP研究所）など多数。自身がプロデュースするオンラインショップ「ウィークスデイズ」を「ほぼ日」と一緒に運営。
著者・菊池亜希子（きくち・あきこ）
1982年生まれ。岐阜県出身。モデル・俳優・エッセイやイラストなど幅広く活躍中。近著は『へそまがりな私の、ぐるぐるめぐる日常。』（宝島社）。毎週土曜日、インターエフエムのラジオ番組『スープのじかん。』のパーソナリティーを務める。インスタグラム：@kikuchiakiko_official
