• 料理研究家の松田美智子さんににんじんしりしり風のつくり方を教えていただきました。にんじんしりしりとはせん切りのにんじんと炒り卵でつくる沖縄の郷土料理。にんじん、卵、ツナ缶といった、家に常備してある食材で手軽につくれます。

    にんじんしりしり風のつくり方

    画像: にんじんしりしり風のつくり方

    にんじんと卵のやさしい味わいに、ナンプラーのうま味が効いた一品。

    材料(つくりやすい分量)

    画像: 材料(つくりやすい分量)
    ● にんじん1本(約200g)
    ● 塩小さじ1/2
    ● ごま油大さじ1
    ● にんにく(すりおろす)小さじ1
    ● ツナ缶1/2カップ
    ● 長ねぎ(芯をのぞいてみじん切り)1/4本
    ● 三温糖大さじ1
    ● 卵2個
    ● ナンプラー大さじ1
    ● 細ねぎ2〜3本
    ● 白こしょう適量

    つくり方

     にんじんはへたを取り、皮をよく洗い、縦に1cm幅に切る。ピーラーで縦に薄くスライスし、最後のほうは長さを半分にして、包丁で薄切りにする。ペーパータオルを敷いたバットにのせて水けを切る。

    画像1: つくり方
    画像2: つくり方
    画像3: つくり方

     細ねぎは根元を切り落とし斜め薄切りにする。

    画像4: つくり方

     フライパンにごま油とにんにくを入れ、中火にかけ、香りが出てきたら油切りしたツナを入れてなじませる。

    画像5: つくり方

     はじめに包丁で薄切りにしたにんじんを加え炒める。少ししんなりしてきたら、ピーラーで薄くスライスしたにんじんも加える、へらを両手に持ち、空気を入れながらツナと絡めるように炒める。このとき、油を吸ってしまったらごま油(分量外)を加える。

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    画像7: つくり方

     にんじんがしんなりしたら長ねぎを加え、にんじんの味をみて三温糖を加減しながら加える。続いてナンプラーも加え、味をみる。

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    画像9: つくり方

     にんじんをフライパンに広げ、溶いた卵を入れ、少し火を強めて卵が半熟になったところで火を止める。こしょうをして器に盛りの細ねぎを散らす。

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    春にんじんのこと

    画像1: 春にんじんのこと

    4〜7月に出回る春にんじん。やわらかくて甘味が強く、みずみずしいのが特徴です。ビタミンAカロテンなど、免疫力を高める栄養素が豊富に含まれるほか、風邪や感染症から体を守るために重要なビタミンC、腸内環境を整える食物繊維もたっぷり。食卓を華やかに彩ってくれるにんじんは日常的に取り入れたい食材です。

    購入する際は濃いオレンジ色で、表面がなめらかで傷やひび割れがなく、軸の部分の切り口が細いものを選ぶといいでしょう。

    また間引きした人参が、葉付きで店頭に並ぶことも。葉が生き生きとしていて、根の部分があまり成長していないもののほうが、やわらかく、まるごといただけます。


    〈料理/松田美智子 撮影/山田 耕司 取材・文/佐藤雅子〉

    画像2: 春にんじんのこと

    松田美智子(まつだ・みちこ)
    日本料理をベースにした家庭料理の教室を1993年より主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった保存食づくりを基本に、いまの時代に無理なく楽しめる季節の仕事を提案。著書に『65歳からの食事革命 』(文化出版局) amazonで見る など。
    インスタグラム:松田美智子@michiko_matsuda/自在道具@jizai_dougu

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    別冊天然生活『5つの調理法で大人の料理バイブル100』(松田美智子・著)

    画像: にんじんしりしり風|松田美智子の季節の仕事

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    天然生活webにて連載中の「松田美智子の季節の仕事」より人気レシピを集めました。

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    『季節の仕事 (天然生活の本) 』(松田美智子・著)

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    (松田美智子・著/扶桑社刊)

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