• リトアニアの朝ごはん。菓子研究家の長田佳子さんが、現地で出合った味にインスパイアされて生まれたレシピを紹介します。今回は、「ライ麦パン」のつくり方を。
    (『天然生活』2024年5月号掲載)

    「ライ麦パン」のつくり方

    黒パンのレシピは本来、各家庭で母から娘にだけ伝えられる、神聖なものだそう。

    今回は特別に教えていただいたものを、つくりやすくアレンジしました

    画像: 「ライ麦パン」のつくり方

    ライ麦を使うことで、焼き色がよくなり黒パンに近い食感と風味が加わります。

    焼き上がりは白くなりますが、すべて全粒粉でつくってもOK。

    材料(大1個分)

    ● 全粒粉165g
    ● ライ麦粉40g
    ● きび砂糖4g
    ● ドライイースト4g
    ● ディル、キャラウェイ、フェンネル など好みのハーブシード適量
    ● 湯(人肌くらい)140mL
    ● 塩2g

    つくり方

     ボウルに全粒粉、きび砂糖、ドライイースト、好みのハーブシードを入れて軽くゴムべらで混ぜたら、人肌にした湯を加えてよく混ぜる。

     塩を加え手でしっかりこね、グルテンが出て表面がつるっとし、ひとまとまりになってきたら生地をまるめてボウルにラップをかけ、暖かい場所で1時間発酵させる。

     の生地が2倍量にふんわりと膨らんだら、ライ麦粉を加え粉けがなくなりひとまとまりになるまで手でこねる。

     両手に水をつけ、の生地を天板に丸めておき、表面をなでて整えたら、再び暖かい場所で20~30分発酵させ、220℃に温めたオーブンに入れて30分を目安に焼く。おいしそうにこんがりと焼けていたらでき上がり。



    <料理・スタイリング/長田佳子 撮影/在本彌生 取材・文/玉木美企子> 

    画像: つくり方

    長田佳子(おさだ・かこ)
    菓子研究家。ハーブやスパイスを用いた滋味あふれる菓子レシピに定評。2021年からは山梨県にてラボ「SALT and CAKE」を主宰している。著書『はじめての、やさしいお菓子』(扶桑社)が発売中。foodremedies.jp/

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです

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    『はじめての、やさしいお菓子』(扶桑社)|amazon.co.jp

    『はじめての、やさしいお菓子』(扶桑社)

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    はじめての方にもおすすめしたい、「やさしいお菓子」のレシピ集。菓子研究家・長田佳子さんによる雑誌『天然生活』の人気連載2年分に、クリスマスのお菓子と撮り下ろしレシピを追加してまとめた待望の一冊です。クッキー、プリン、アップルパイにドーナツなど、どれも手軽につくれておいしく、美しいお菓子たちばかり。さらに、「製菓づくりに役立つ食材」リストや、仕上がりが変わる「動作のきほん」についても解説した充実の内容です。

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