暮らしのなかで大切な部分を担う台所。「もう少しこうだったら……」と少々の不便を感じている人も多いはず。暮らしながら自分らしく使いやすい台所をつくってきたZUBO・カナヤミユキさんに、DIYのヒントを伺いました。
(『天然生活』2019年11月号掲載)
(『天然生活』2019年11月号掲載)
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです
不器用でもいいから、やってみると楽しい
DIYは、できることから気楽に始めてみればいい。そう思えるようになったのは、かつてのイギリス暮らしの影響かもしれない、とミユキさん。
イギリスではDIYが盛んで、ホームセンターにはなんでもそろっていたそう。
テレビでは「今日は水道管を引いてみましょう」といった内容が放送されていたのだとか。
「一般の人でも、たいていのことはできると知りました。DIYのよさは、好きなようにつくれて、お金がかからないところ。下手でも不器用でもいいので、やってみると楽しいと思いますよ」

給湯パネルといった生活感が出やすいものは、扉で隠して見えなくする工夫を
カナヤさんの「DIYの必需品」
棚などの取り付けに便利な
水平器と下地探し
壁裏の間柱を探せる「下地探し」と、棚板などの水平を確認する「水平器」。
「壁に棚を取り付けるときは強度のある間柱に。水平器で水平を確かめれば、まっすぐに付けられます」

〈撮影/小禄慎一郎 取材・文/長谷川未緒〉
カナヤミユキ(かなや・みゆき)
夫のニイハラフクミとZUBOとして活動。家具や内装のデザイン・製作・施工から、テキスタイルデザインまで多岐にわたる。内装工事の端材を使った小物製作も。