納豆のこと

大豆を蒸して納豆菌で発酵させた、日本の伝統的な発酵食品である納豆。強いねばりけと、独特な風味が特徴です。発酵によって栄養価が高まり、タンパク質のほか、ビタミンK2や食物繊維、ナットウキナーゼといった健康成分が豊富に含まれています。これらは血液の流れをよくしたり、骨の健康を保つ働きがあります。
納豆はごはんにのせていただくことが多いですが、実はさまざまな料理にアレンジすることができます。地域やメーカーによって豆の大きさや粘り具合、風味が異なるため、好みに応じて選べるのも魅力。保存は冷蔵が基本ですが、冷凍も可能。
納豆のネバネバあえのつくり方

辛子の量は好みで加減して。
材料(つくりやすい分量)

● 納豆(大粒) | 2パック(80g) |
● 長いも | 5~6cm |
● 長ねぎ | 10cm |
● 青じそ | 5枚 |
● 辛子 | 適量 |
● しょうゆ | 適量 |
つくり方
1 長芋はおがくずがついていたら、ペーパータオルでこする。ひげ根は手で取り、皮はなるべくピーラーを使い薄くむく。縦半分にしてペーパータオルをのせ、肉たたきでたたき、さらに包丁で好みの大きさに切る。



2 納豆はまな板に開け、包丁で少したたく。長ねぎは縦半分に切り、芯を除いて、薄切りにする。

3 青じそはみじん切りにしてペーパータオルで包み水けを切る。

4 小さめのボウルに辛子としょうゆを合わせ好みの辛さに調整する。

5 1と2をボウルに移しよく混ぜ合わせ、4を加え、さらに混ぜる。器に盛り、3をのせる。

〈料理/松田美智子 撮影/山田 耕司 取材・文/佐藤雅子〉

松田美智子(まつだ・みちこ)
日本料理をベースにした家庭料理の教室を1993年より主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった保存食づくりを基本に、いまの時代に無理なく楽しめる季節の仕事を提案。著書に『65歳からの食事革命 』(文化出版局) amazonで見る など。
インスタグラム:松田美智子@michiko_matsuda/自在道具@jizai_dougu
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