普段のごはんにも使える、ひき肉料理のバリエーション。いくつかのレシピを身につければ、お弁当づくりもごはんづくりも格段に楽になります。今回は、料理家の松田美智子さんに、「チリコンカーンとバゲット」のつくり方を教わります。
(『天然生活』2020年4月号掲載)
(『天然生活』2020年4月号掲載)
「チリコンカーンとバゲット」のつくり方

豆は水で戻す必要なし。おいしさを生かし、手間を省く知恵です。
材料(つくりやすい分量)
● 牛ももひき肉 | 400g |
● A | |
・ベーコン(粗みじん切り) | 100g |
・にんにく(みじん切り) | 大さじ1 |
・オリーブオイル | 大さじ1 |
● 金時豆 | 100g |
● 玉ねぎ(みじん切り) | 1/2個分 |
● B | |
・三温糖 | 小さじ2 |
・パプリカパウダー | 小さじ1 |
・カイエンペッパー | 小さじ1/2 |
・タイム、ローズマリー(ドライ) | 各小さじ1/4 |
● 赤ワイン | 50mL |
● トマト缶 | 2と1/2カップ |
● しょうゆ | 大さじ3 |
● 黒こしょう | 少々 |
● パセリのみじん切り | 適量 |
つくり方
1 金時豆をゆでる。鍋にたっぷりの湯を沸かし、金時豆を入れる。途中、アクをすくい、すくった分と同量の水を足しながら30分ほどかけて、やや固めにゆであげる。ゆで汁の中で室温まで冷まし、豆を傷つけないよう手ですくい、取り分ける。
2 厚手の鍋にAを合わせ、中火で香りがたつまで炒める。玉ねぎを加えてねっとりとするまで炒めたら、牛ひき肉を加えてさらに炒める。
3 2にBを加えて軽く炒めたら、赤ワインを加えてよく炒め、トマト缶と水を加えて一度煮立てる。1の豆を加えてふたをし、中火で10分煮る。
4 しょうゆと黒こしょうを加え、ふたをせずにさらに10分煮る。パセリをふって、バゲットを添えていただく。
<料理・スタイリング/松田美智子 撮影/川村 隆 取材・文/福山雅美>
松田美智子(まつだ・みちこ)
日本料理をベースにした家庭料理の教室を1993年より主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった保存食づくりを基本に、いまの時代に無理なく楽しめる季節の仕事を提案。著書に『65歳からの食事革命 』(文化出版局)など。
インスタグラム:@michiko_matsuda/自在道具:@jizai_dougu
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです