手軽につくれる自家製あんこ「レンズ豆あん」
小豆、白いんげん豆、レンズ豆……。
あんこにする豆には、良質な栄養素が豊富に含まれています。
米粉や豆乳など、体にやさしい材料を使ってお菓子をつくっている今井ようこさん。
今井さんの著書『あんこと米粉のおやつ』では、「小豆あん・白あん・レンズ豆あん」3種のあんこのつくり方と、それらを使ったお菓子のレシピを紹介しています。
本記事ではその中から、「レンズ豆あんのつくり方」をご紹介します。
レンズ豆は小粒で平べったく、一晩水につけておかなくてもいいので、とても手軽。
今井さんの十八番である米粉マフィンや米粉クッキーに使うほか、アジアのお菓子もつくれます。
レンズ豆あんのつくり方

材料(つくりやすい分量)
● レンズ豆(皮つき) | 1カップ(約180g) |
● てんさい糖 | 大さじ8~10 |
● 塩 | ひとつまみ |

つくり方
1 レンズ豆はさっと洗い、水4カップとともに鍋に入れる。中火にかけ、沸騰したらアクを取り、ふたをして弱火で20~30分煮る。

2 レンズ豆がやわらかくなったらてんさい糖を入れ、やさしく混ぜながら煮る。味をみて甘さを調節するとよい。

3 とろっとして、木べらで鍋底をかいて底が見えるようになるくらいまで煮つめる。塩を加えて混ぜて、火を止める。

4 バットに入れ、ラップをぴったりつけて冷ます。すぐに食べない分は保存容器に入れて冷蔵庫へ。10日ほどおいしく食べられる。

〈撮影/木村 拓(東京料理写真)〉
※ 本記事は『あんこと米粉のおやつ 』(文化出版局)からの抜粋です。
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あずきは抗酸化力の高いポリフェノール、食物繊維などの栄養素を多く含みます。あずきと同様に栄養豊富な白いんげん豆、レンズ豆の3種類のあんこと米粉で作るおやつの本です。甘みはてんさい糖とメープルシロップを使い、乳製品と卵は不使用で、さらに体にやさしく。
今井ようこ(いまい・ようこ)
製菓学校を卒業した後、(株)サザビーリーグに入社、アフタヌーンティー・ティールームの商品企画・開発を担当。その後、独立。現在は商品開発やメニュー開発、パンやケーキの受注を行うほか、マクロビオティックをベースにした料理教室「roof」主宰。著書に『Roofのごほうびクッキー』『豆腐、豆乳、豆乳ヨーグルトのおやつ』『からだにやさしいクリームのおやつ』(すべて文化出版局)などがある。
ウェブサイト :https://www.roof-kitchen.jp/
インスタグラム:https://www.instagram.com/yoko_baking/